伊勢崎賢治「日本人は人を殺しに行くのか 戦場からの集団的自衛権入門」を読みました。
ショッキングなタイトルですが、東京外語大学大学院教授で国際NGO、国連PKOのリーダーとして現場で活躍し、自らを「紛争屋」と名乗る著者の言葉ですから説得力がありますね。
著者によれば、安倍政権の集団的自衛権は憲法9条に違反していることは明らかで、安倍首相が説明した集団的自衛権の適用15事例は、現実感が薄く、荒唐無稽で、ほとんどが個別的自衛権で説明ができるものだそうです。
それに加えて、集団安全保障の理由を集団的自衛権の事例に当てはめたり、無茶ぶりが目立ちます。
何よりひどいのは、集団的自衛権の事例が一つもないということです。
結局、国民には何も知らせないで、わからないうちに法案を通してしまおうという魂胆が見え見えですね。
この本には、「集団的自衛権とは、そもそも何か」「集団的自衛権をめぐるアメリカと日本」「なぜ安倍政権は集団的自衛権を欲するのか」「集団的自衛権の正しい使い方」「日本の領土問題は集団的自衛権で解決できるか」「自衛隊は人を殺しに行くのか」について分かりやすく書かれています。
改憲派、護憲派のどちらにもつかずに現場感覚で集団的自衛権を行使せずに、平和的に他国の紛争を解決する方法が説明されています。
日本は、著者が提案する平和的な貢献が最も適していますね。
何でこんなに急いで、強引に、自衛隊を海外に派遣したいのか、全く理解できません。
集団的自衛権を正確に理解したい方にはお勧めの1冊です。
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著者によれば、安倍政権の集団的自衛権は憲法9条に違反していることは明らかで、安倍首相が説明した集団的自衛権の適用15事例は、現実感が薄く、荒唐無稽で、ほとんどが個別的自衛権で説明ができるものだそうです。
それに加えて、集団安全保障の理由を集団的自衛権の事例に当てはめたり、無茶ぶりが目立ちます。
何よりひどいのは、集団的自衛権の事例が一つもないということです。
結局、国民には何も知らせないで、わからないうちに法案を通してしまおうという魂胆が見え見えですね。
この本には、「集団的自衛権とは、そもそも何か」「集団的自衛権をめぐるアメリカと日本」「なぜ安倍政権は集団的自衛権を欲するのか」「集団的自衛権の正しい使い方」「日本の領土問題は集団的自衛権で解決できるか」「自衛隊は人を殺しに行くのか」について分かりやすく書かれています。
改憲派、護憲派のどちらにもつかずに現場感覚で集団的自衛権を行使せずに、平和的に他国の紛争を解決する方法が説明されています。
日本は、著者が提案する平和的な貢献が最も適していますね。
何でこんなに急いで、強引に、自衛隊を海外に派遣したいのか、全く理解できません。
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