熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

海外特許戦略セミナー

2010-05-20 20:39:30 | Weblog
ある会社が主催する無料セミナー「海外特許戦略セミナー 中国編」に参加してきました。
会場は、BIZ新宿会議室です。

この海外特許戦略セミナーは、第1回が韓国、第2回が中国を対象とした特許戦略です。
私は、BRICSにおける特許戦略に興味がありますので、第2回目から参加しました。

セミナーの内容は、中国特許等の最新動向、中国特許出願(審査・特許法改正等)、中国特許検索、中国特許訴訟についての概要です。

セミナー講師は、日本語に堪能な中国人弁理士で、分かりやすく丁寧に説明していただいたので、本当に参考になりました。

日本国特許法と中国特許法の相違の一例として、特許法の29条の2があります。
日本国特許法は、出願人同一、発明者同一の場合、29条の2は適用されませんが、中国特許法では適用されます。
したがって、中国に類似する発明について特許出願する場合は、同日出願にする、上位概念発明を先に出願する等の対応策が必要です。
日本国出願を基礎に優先権を主張して中国に特許出願する場合は、類似発明にかかる日本国特許出願を併合して出願する等の対応策が必要になります。

特許訴訟の場面では、日本の場合、判例法の国ではありませんが、最高裁判例は下級審を拘束するので、実質的に判例法に類似した考慮が要求されます。

これに対して中国は、中国最高人民法院の司法解釈が重要視され、必ずしも日本でいう最高裁の裁判例が司法解釈になるわけではなく、下級審の裁判例が司法解釈に取り入れられる場合もあります。
つまり、中国では、中国最高人民法院の司法解釈を注視していれば良いことになります(と言っても、実務的には控訴審の裁判例はフォローしておかなければいけないでしょうね)。

これ以外にも相違点がありますので、正確に理解しておくことが重要です。

海外特許戦略セミナーの第3回目以降のプログラムは不明ですが、インド、ロシア、ブラジルを取り上げていただければありがたいのですが。

期待しています。




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語学学習

2010-05-18 20:41:47 | Weblog
外国語学習は英語のみ行っていましたが、コンサルティングの必要性から中国語の学習も開始しました。

英語の勉強は、NHKラジオ「実践ビジネス英語」を、かれこれ5年ほど聴いています。

中国語の勉強は、NHKラジオ「まいにち中国語」とNHKテレビ「テレビで中国語」で勉強しています。

NHKラジオの「実践ビジネス英語」と「まいにち中国語」は、NHK語学番組のHPからストリーミングで聴けるので、大変便利です。

NHK語学番組


中国語の学習は初めてですが、漢字が使用されているためか、英語よりも取り組みやすい感じがします。

半年程度で日常会話ができるようになれば、次回の中国旅行で使用することができますが、そうは問屋が卸さないでしょうね。

早く結果を求めることはしないで、地道に勉強をしていきましょう。

急がば回れです。

さあ、明日も中国語、中国語。




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タイム・スクープ・ハンター

2010-05-17 15:16:08 | Weblog
CATVと契約してから、BS、CSの番組視聴が大幅に増えて、地上波の番組を見る機会がほとんどなくなりましたが、その中で、私が見ている数少ない地上波の番組の一つが、NHKの「タイムス・スクープ・ハンター」です。

「タイムス・スクープ・ハンター」は、未来に存在するタイムスクープ社から派遣されたジャーナリスト・沢嶋雄一(要潤)による「密着ドキュメント」という設定で、教科書に載らない過去の人々の姿を描く、ユニークな番組です。

「タイムス・スクープ・ハンター」は、初回シリーズの放送が好評だったので、2010年3月29日より、セカンドステージ(全10回)が放送されています。

セカンドステージの放送内容は、
•第1回 2010年3月29日放送 「室町飢饉救援隊」
•第2回 2010年4月5日放送  「かぶき者たちの夜」
•第3回 2010年4月12日放送  「速報セヨ!旗振り通信」
•第4回 2010年4月19日放送  「“算額”頭脳バトル」
•第5回 2010年5月3日放送  「江戸“婚活”最前線」
•第6回 2010年5月10日放送  「金山衆 闇からの脱出」
です。

この放送内容からも分かるように、歴史の中に埋もれて表に現れてこない、一般大衆の職業、生活にスポットを当てて詳細に描いています。

とにかく見ていて面白く、興味の尽きない番組です。
NHKならではですね。

NHKの宣伝をするわけではありませんが、私が見ている地上波の番組は、なぜかNHKが多いですね。
「世界ふれあい街歩き」「クローズアップ現代」「NHKスペシャル」等々、民法では見られない中身の濃い番組です。

NHKには、これからも中身の濃い番組の制作を期待しています。



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林住期

2010-05-16 20:21:05 | Weblog
五木寛之さんの「林住期(りんじゅうき)」を読みました。

古代インドでは、人生を4つの時期に分けて考えていたと言われています。

「学生期(がくしょうき)」、「家住期(かじゅうき)」、「林住期(りんじゅうき)」、「遊行期(ゆぎょうき)」の4つです。

ここで、「林住期(りんじゅうき)」とは、社会人としての務めを終えた後、全ての人が迎える、もっとも輝かしい「第三の人生」のことだそうです。

一期が25年ですから、「林住期(りんじゅうき)」は、50歳~75歳ということになります。

この分類によると、私は、「林住期(りんじゅうき)」のど真ん中にいます。

著者は、「林住期(りんじゅうき)」を生活のためでなく生きることをすすめています。

「林住期(りんじゅうき)」に生きる人間は、まず独りになることが必要であるとも述べています。
つまり、人脈、地脈を徐々に簡素化していくことが大事であるということらしい。
人生に必要なものは、じつは驚くほど少なく、
一人の友と、一冊の本と、一つの思い出があれば、それでいい、とも記しています。

金を稼ぐために生きるのではなく、生きるために生きる(哲学的な表現ですが)ことが重要だということです。

もちろん、このような生き方をするには、金銭的な準備も必要です。
蓄えがなければ、お金を稼がずに好きなことをして生きていくのは難しいですからね。

著者の考え方は、私の考え方と共通するものがあります。
私も、企業を定年退職した後は、好きなことをして生きていきたいと考えて、現役の頃から金銭的、専門能力獲得等(大学院での勉強、弁理士資格取得)の準備をしていました。

その準備のお陰で、お金のために働く必要はなく、毎日好きなことをして暮らしています。
企業コンサルティング、特許教育等を仕事にしていますが、定期的な収入があるわけではありません。
好きな仕事を選んでしているのですから当然です。

「林住期(りんじゅうき)」を充実して生きることを目標に、40代から準備しておくことが重要ですね。



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沖縄

2010-05-15 19:22:55 | Weblog
沖縄が好きで、昨年、今年と2年連続で、2月中旬から2週間ほど那覇に滞在しています。

スギ花粉症を避けるためと、暖かさを求めての沖縄滞在です。

沖縄に滞在して気がつくことは、米軍基地の多さです。
その圧迫感は半端ではありません。
私も厚木基地から少し離れた場所に住んでいますが、航空機の騒音は凄いもので、テレビの音量を最大にしても聞き取るのが難しいくらいです。

それでも沖縄の深刻さとは比較になりません。

沖縄滞在中は、ホテル、コンドミニアムで地方紙を読む機会が多いのですが、その記事の内容は全国紙とは大きく異なるもので、如何に米軍基地の影響が大きいかがわかります。
全国紙の記事は、ピントが外れたものが多く、あまり参考にならないため、5年前から購読を止めています。

沖縄の地方紙を一度読まれると、記事内容の違いと、沖縄県民の悩みの一端が理解できるのではないでしょうか。



沖縄タイムス


琉球新報


普天間基地移設問題で、始めて日本の安全保障問題と言うパンドラの箱を開けた鳩山政権が内閣支持率低迷で苦労していますが、日本国民が、自分の安全保障について真剣に考える良い機会を提供してくれたと、前向きに考えたいと思います。

「沖縄に米軍基地が集中しているのは問題で、沖縄県民の負担を軽減したい」と大半の人は思っているでしょう。

しかし、自分が住んでいる地域に米軍基地が移設されるという話があると、猛反対します
(沖縄に基地があるのは問題だということは何も言わずに、ただ反対しているような感じを受けます)。

国内に、米軍基地移設を受け入れる地域がないらしいので、国外移設という話をすると、一転して、日本の安全保障上問題がある、という反対意見が出てきます。

そうすると、結局、沖縄に基地を残す以外に選択肢はないことになりますね。

これでは、最初の「沖縄に米軍基地が集中しているのは問題で、沖縄県民の負担を軽減したい」と矛盾してきますね。

やはり、日本人の安全保障(従来は日本の安全保障と言っていましたが、これでは抽象的で自分の問題とは捉えられないので、日本人の安全保障ということにします)について真剣に考えていないという結論に至ります。

沖縄県民の負担軽減のために国内に基地移転を検討し、国内に受け入れ場所がないのであれば、国外に移転する。
そのときに日本人の安全保障が危うくなる(これも疑問ですが)としても、それは受け入れる、というのが成熟した大人の考え方でしょう。

最近の、政治家、評論家の意見を聞いていると、子供が駄々をこねているような、幼稚な議論に終始しており、もう少し沖縄県民の気持ちを考えた意見を言って欲しいと思います。

もっとも、一般国民も同じような人がかなり多くいますね。
どうも、基地問題は、政府が解決するから私は知りませんと、逃げているように感じられてなりません。

国民一人一人が、自分の問題として考えることが必要です。
日本人の成熟度が問われているのではないでしょうか。



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花の季節

2010-05-14 19:47:53 | Weblog
午後5時ごろから1時間程、運動を兼ねてウォーキングをしています。
5月は、花が咲き誇る季節なので、花を見ながらのウォーキングを楽しめます。

ウォーキングの途中で見つけた花です。



菖蒲かアヤメか、花の名前について詳しくないのでわかりませんが、綺麗なことは確かです。

これ以外にも綺麗な花が咲いていますので、またの機会にご紹介します。

明日も晴れそうなので、綺麗な花と出会えます。

楽しみですね。



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論文

2010-05-13 21:11:15 | Weblog
司法試験が終わり、論文作成に取り掛かっています。

職務発明の対価算定で、実務上、かなり難しい問題の「自己実施における[使用者が受けるべき利益]の算定方法」についての論文を作成する予定です。

職務発明が自社製品に使用されている場合の対価は、超過利益(特許の排他性により得られる利益)×発明者貢献割合 で算定されます。

ここで、問題となるのは、超過利益をどのように算定するかです。
商品販売により得られる利益の内、何%が特許の貢献なのかを定めるのですが、これが結構難しい問題です。

「特許発明が使用された商品の販売額ー特許発明がなかった場合の商品販売額」を求めれば良いのですが、「特許発明がなかった場合の商品販売額」は、売上データ等から求めることができませんので、推定で求めることになります。

つまり、何らかの仮定を設けて対価を求めることになるわけです。

企業で職務発明規程の改訂を担当していた時に、最も頭を痛めたのが、自己実施の場合の対価算定方法です。
結局、関係者全員が納得するような算定方法を作成することはできませんでした。

そこで、この困難な課題に挑戦してみようと思い、論文の課題に取り上げました。

果たして狙い通りに妥当な算定方法を作成することができるのか、結果は見てのお楽しみと言うことですね。

今月末を目標にチャレンジしてみます。




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ワールドカップ

2010-05-12 18:24:49 | Weblog
サッカー日本代表の岡田武史監督は10日、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会(6月11日開幕)に臨む日本代表23人を発表しました。

岡田監督の下で実績を残してきた選手が順当に選ばれ、サプライズと言えるのは、今季怪我で公式戦出場のないGK川口能活選手がチームのまとめ役を期待されて異例の選出となったことと、FW矢野貴章選手の選出でしょう。

巨人・原監督がサッカー日本代表の岡田監督にエールを送っていました。
昨年3月のWBCで日本代表監督を務め、イチロー、岩村らメジャーの選手にもチームプレーを徹底させて連覇を達成。同じくチーム戦術を重んじる岡田監督について「戦略を楽しみにしている」と話し、サプライズで代表入りしたGK川口(磐田)について「チームリーダーとしてけん引する力に非常に大きなものがあるんでしょう」と語っていました。

原監督は、WBC日本代表選出前から、イチロー選手を代表チームのリーダーとして考えていて、「どんなに不調でもスタメンから外すつもりはなかった」と言っていました。
イチローに対する信頼の高さが伺われます。

イチローもWBC決勝の韓国戦で、原監督の信頼に応えたのでしょう。

監督と選手の信頼関係の大切さがわかります。

日本代表チームのホームでの韓国戦、セルビア戦の惨敗を見て、1回戦敗退を予想する評論家、ファンが多いようですが、FIFAランキングの順番で勝敗が決まるわけではなく、あくまでもワールドカップ当日のコンデション、スタミナ、粘り強さ等が勝敗を分けます。

強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強いのです。

岡田監督は、当初の目標通りベスト4を目指して全力を尽くせば良いと思います。
私達ファンは、日本代表チームの力を信じて、日本から精一杯の応援をしましょう。

フレーフレー日本!!



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チーター世代

2010-05-11 22:07:09 | Weblog
NHKクローズアップ現代「アフリカ変える “チーター世代”」を観ました。

「チーター世代」とは、チーターのようなスピードで変革を目指す新世代のアフリカ人のことです。

植民地支配から独立して50年、アフリカが今、世界経済を牽引する「新興パワー」として急成長を遂げています。

しかし、その原動力になっているのは天然資源を狙う中国やインド、欧米からの「外資マネー」で、社会で格差が拡大し、アフリカでは「第二の植民地化」を危惧する声も上がり始めています。

そのような危惧を取り払うために活動を開始したのが、「チーター世代」の若者です。

欧米各国に留学し、卒業後に欧米企業でキャリアを積んできた「チーター世代」の若者たちは、金融危機の影響で欧米でのビジネスが縮小していることもあり、アフリカに戻り、チャンスを見いだそうとしています。

このような「チーター世代」の若者の活動が、やがてはアフリカに「アフリカ人による健全な経済活動」を確立し、貧困からの脱却、民族紛争の終止が期待できます。

中国でも「80后=バーリンホウ」とよばれる80年代生まれの若者たちが活躍していることを、以前、ブログでお話しました。

世界各国で、従来の考え方にとらわれない、新しい考え方で社会を変革していこうとする若者の集団が多く見られます。

日本でも、かつて「団塊の世代」と呼ばれた集団がありました。
いわゆるベビーブームに生まれた世代で、最も人口の多い世代です。
私も「団塊の世代」のど真ん中に位置しています。

「団塊の世代」の評価は、評価者によって大きく分かれていますが、日本の産業構造、日本人のライフスタイルに大きく影響を与えたことは間違いないでしょう。

現在の日本で、社会を変革するような集団が存在しているのでしょうか。

中国、アフリカ、高度成長時代の日本のような変化が大きい時期には、必然的にこのような社会を変革する集団が現れてくるのですが、円熟期に入った社会では難しいですかね。

現在の日本社会の閉塞状態を打ち破る若者集団の出現を期待したいですね。

もちろん「団塊の世代」も新しい社会の価値観を提案して、社会の閉塞状態を打破するような活動をしていきます。

傍観者ではなく、プレーヤーとして日本を良い社会にしていきたいですね。



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試験翌日

2010-05-10 18:54:45 | Weblog
司法試験短答試験が終了し、2~3日はノンビリしようと思っていましたが、生来の貧乏性のためか、早速、慶応大学メディアセンターへ出かけて、参考書を探してきました。

大学院博士課程入学試験準備用として、法律論文英文和訳の参考書を3冊、コンサル用に中国語の入門書を2冊借りてきました。

早速、明日から勉強を始めていきます。

英語、中国語の勉強の他に、民法・民事訴訟法・商法の勉強も続けていきます。
弁理士の仕事に必要ですからね。

勉強以外の楽しみも増やしていきます。
先ず、ピアノですかね(理由は後日)。
次に、将棋、水彩画ですね。

体力向上のために、今行っているウォーキングに加えて、水泳、卓球を再開したいですね。

これらに、仕事を加えて、そうそう旅行を忘れてはいけません。

バランス良く実行することが重要ですね。

結構、忙しくなりそうです。




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