熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

脱原発運動に追い風

2015-04-14 17:13:45 | Weblog
運転停止中の関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)は安全性に問題があるとして、住民ら9人が再稼働の差し止めを求めた仮処分申請で、福井地裁は14日、関電に運転差し止めを命じる決定を出しました。

樋口英明裁判長は「原発の新規制基準は緩やかに過ぎ、適合しても安全性は確保されていない。新基準は合理性を欠く」と指摘しました。

仮処分の決定はすぐに効力を発し、取り消しや執行停止が認められるまで再稼働できなません。

関西電力は決定に対し、異議と執行停止を申し立てる方針ですが、さて高裁の判断は如何に。

仮処分の決定で樋口裁判長は、想定される地震の揺れ(基準地震動)について、全国の原発で過去10年間に5回、電力会社の想定を超える揺れが記録されたと指摘し、関西電力は高浜原発で700ガルを想定したが、「基準地震動を超える地震が到来しないというのは、根拠に乏しい楽観的見通しにすぎない」と批判しました。

また、基準地震動を下回る揺れでも、耐震安全性が低い外部電源や給水ポンプが破損し、「冷却機能喪失による炉心損傷に至る危険性がある」と述べています。

使用済み核燃料についても、原子炉格納容器のような堅固な施設に閉じ込められておらず、貯蔵プールの給水設備は耐震性が低いとして、危険性を認めました。

その上で、新基準は適合すれば深刻な災害を引き起こす恐れがないと言える厳格な内容ではなく、「住民らが人格権を侵害される具体的危険性が認められる」と結論付けた画期的な決定です。

新基準の安全性に疑義があるばかりか、近隣住民の災害時の避難計画の実効性にも問題が山積していますね。

これで原発再稼働とは恐れ入りますね。

関西電力の経営者や政府のお偉方は、原発30Km圏内に家族揃って引越して、身をもって原発の安全性を示したらいかがですか。

そうそう経団連や大企業の経営者も同様ですね。

安全な場所から高みの見物はいけませんね。

覚悟が足りない。

自衛隊の海外派遣を求めるのなら、自分の子供や孫を自衛隊に入隊させるぐらいの覚悟がなければいけませんね。








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歴史的会談

2015-04-12 09:38:10 | Weblog
オバマ米大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長は日本時間12日早朝にパナマ市で開かれている米州首脳会議の会場内で会談しました。

米メディアによると、1961年に断交した両国の首脳会談は1956年以来、実に59年ぶりです。

両首脳は双方の立場の違いを主張しつつ、1月に始まった国交回復交渉の加速を確認したそうです。

歴史的な会談ですね。

かなり前の話ですが、私が勤務していた企業がスポンサーになったテレビ番組「10月のミサイル」を思い出しましたね。

「10月のミサイル」は、キューバにミサイル基地を作ってミサイルを搬入しようとするソ連とそれを阻止しようとするアメリカの交渉を描いた、いわゆるキューバ危機のドキュメント番組です。

本当に危機一髪でした。

第三次世界大戦が始まるのか、私もハラハラしていたことを思い出しますね。

キューバ危機を回避できたのは、フルシチョフ書記長とケネデイ大統領とのギリギリの譲歩によるものだと言われていますが、私は運が良かったのだと思います。

こんな幸運は二度と訪れないでしょう。

自衛隊の海外派遣を強力に進めようとする安倍政権により、日本が米国とともに海外の紛争に巻き込まれる可能性が高くなってきます。

「そんなことはないだろう」と思う人が多いのですが、戦争体験者やキューバ危機を体験した団塊の世代の中には、幸運に頼ることの危うさを指摘する人が多いのも事実です。

株価上昇に浮かれて安倍政権を支持し、日本が紛争に巻き込まれた後で、こんなはずではなかったと後悔しても後の祭りです。

拝金主義に侵された人に言っても無駄かもしれませんが。








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吉田調書

2015-04-11 14:54:57 | Weblog
民間事故調査報告書検証チーム著「吉田昌郎の遺言 吉田調書に見る福島原発危機」を読みました。

公開の是非が問題となっていました吉田調書についての解説書です。

福島原発事故の現場で奮闘した吉田所長の生々しい証言が心に響きます。

吉田調書を読んで分かったことがいくつかあります。

先ず、「命がけの仕事を誰がするのか」ということが何も決まっていないということです。

福島原発事故があったときに、放射能に汚染された現場に行くことは誰でも嫌でしょう。
それでも原発事故収束のためには誰かが命がけの仕事をしなければいけない。
それは、東電の社員なのか、自衛隊員なのか、消防士なのか、警察官なのかが何も決まっておらず、結局、それぞれの方が個別に対応していましたね。

米国のようなFEMA組織があるわけではないので、既存の組織で対応するのでしょうが、誰だって放射能で汚染された危険な場所に行くのは嫌ですし、行くように命令する人も嫌でしょうね。

福島原発事故から4年が経つのに、当時と同様に「誰が命がけの仕事をするのか」は、何も決まっていません。

これで原発再稼働とは呆れ返ってモノが言えませんね。

次に、原子力保安院の責任感のなさです。

原発事故があったとき、真っ先に事故現場から退避して、与論の批判を受けてオフサイトセンターに一時戻ったのですが、直ぐに現場から遠く離れた安全な場所に避難して再び戻って来ることはなかったそうです。

本当にいい加減な組織でしたね。

普段偉そうなことを言っている人や組織は信用できません。

大言壮語に惑わされないようにしましょう。

福島原発事故の原因究明もされていないのに、原発再稼働を声高に叫ぶ人は、原発周辺に住んで、自ら安全性の有無を検証して欲しいですね。

対岸の火を高みの見物ではいけません。

ご一読をお薦めします。







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宇宙誕生の謎に迫る

2015-04-08 17:39:51 | Weblog
国立天文台などは7日、117億光年先にある銀河が、手前にある銀河の重力によって輪のようにゆがんで見える「アインシュタイン・リング」の撮影に成功したと発表しました。

南米チリにある電波望遠鏡群「ALMA(アルマ)」で、人間の視力の2600倍に相当する解像度で撮影したそうです。

撮影した画像と、米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡が撮った35億光年先の青い銀河の姿と重ねると、遠くの銀河が輪のように見えたことから、アインシュタイン・リングが確認されたということです。

撮影した銀河は、宇宙ができて約20億年しかたっていない初期の段階の姿で、内部の複雑なガスの構造が写っており、銀河の星がどう形成されたのかの解明につながると期待されています。

宇宙誕生から電子が自由に動ける「宇宙の晴れ上がり」までは、理論的に観測することはできませんが、近い将来「宇宙の晴れ上がり」に限りなく近い時間まで観測できることが期待されます。

果たしてビッグバンの秘密に迫れるのか、楽しみですね。






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実践ビジネス英語

2015-04-07 10:02:04 | Weblog
実践ビジネス英語3月放送分が終了しました。

3月放送分で気に入った Quote...Unquote 次の3つです。


The artist nothing without the gift is nothing without work.

天賦の才がない芸術家は存在価値がないが、努力をしなければ天賦の才も価値がない。

フランスの作家、エミリー・ゾラの言葉です。

芸術家でなくとも努力なしに成功することはありませんね。 努力、努力です。



The heart of a mother is a deep abyss at the bottom of which you will always

find forgiveness.

母の心は深淵であり、その底にはいつも許しがある。

フランスの作家、バルザックの言葉です。

私の母も優しかったですね。



Courage stands halfway between cowardice and rashness, one of which is a lack

an excess of courage.

勇気は、臆病と無謀の中間に位置する。前者は勇気がないこと、後者は勇気がありすぎること。

ギリシャの哲学者、プラトンの言葉です。

上から目線で、蛮勇と言って物議を醸しだした自民党の副総裁がいましたね。

あの人は、自分は安全な場所にいて他人を批判していますが、これは臆病なのですかね〜。








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自然保護

2015-04-06 09:21:43 | Weblog
米海軍のハワイやカリフォルニア州沖における訓練計画をめぐり、計画を承認した米海洋漁業局の判断に対し、ハワイ州連邦地裁が「クジラやイルカなどの海洋動物の保護を定めた海洋哺乳動物保護法(MMPA)に違反する」との判決を下していたことが3日までに分かりました。

これで、海軍は訓練地域や内容の見直しを迫られる可能性がありますね。

AP通信など複数の米メディアによるとハワイの環境団体らは2013年、海軍の計画を承認した米海洋漁業局を提訴し、同地裁は3月31日の判決で、海軍の訓練が海洋動物に与える影響はわずかとの同局の主張を退けるとともに、海軍による環境影響評価(アセスメント)が他地域での訓練や代替案の検討を怠るなど、「環境への配慮が不十分」などと指摘しました。

画期的な判決です。

この判決は、沖縄新基地反対の参考になりますね。

日本にこのような環境法の規定があるか分かりませんが、辺野古基地建設により、ジュゴンや珊瑚等の生態系に大きな影響を与えるという理由で、裁判所に提訴することを検討した方が良いかもしれません。

もっとも日本の裁判所は三権分立が心もとない状態なので、政府よりの判決が出ることが懸念されますが、チャレンジする価値はありますね。









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上から目線

2015-04-05 19:29:56 | Weblog
沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題をめぐり、菅官房長官が移設への理解を求めたのに対し、沖縄県知事の翁長氏は反対する方針を改めて表明しました。

当初の予想通り、政府と沖縄県の主張は平行線に終わりました。

菅官房長官は会談で、「日米同盟の抑止力の維持を考えた時に、辺野古移設は唯一の解決策だと考えている。政府としては、住民の生活や環境に配慮し、工事を粛々と進めている」と述べました。

これに対し、県知事の翁長氏は「上から目線の粛々という言葉を使えば使うほど、県民の心は離れて怒りは増幅していく。私は辺野古の新基地は絶対に建設することはできないという確信を持っている」と答えたそうです。

沖縄県知事の見解に一票。

政治家は上から目線の人が多いのですが、安倍政権の閣僚は上から目線の政治家が特に多い。

首相、官房長官、防衛大臣が特に目立ちますが、それ以外でも総務大臣、地方創生大臣、財務大臣等、話している顔の表情が相手を馬鹿にしてる表情です。

官房長官の上から目線が特に酷い。

記者からの質問に答えるときも、相手を蔑んだような目つきと馬鹿にしたような話し方、これで選挙で当選するのだから、選挙区の人の良識を疑いたくなりますね。

もう少し相手の立場を考えた言動が望まれます。

官房長官の辞書には、公僕という語句はないのかもしれませんね。







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2015-04-04 20:23:29 | Weblog
各地から桜の花が満開になったという便りが来ています。

そこで、美しい桜が見られるということで有名な病院に桜の花を鑑賞しに行ってきました。

桜の花が満開です。











桜の花が散り始め、花のジュータンができています。




この病院の桜は、本当に見事ですね。

私が勤務していた企業にも見事な桜の木が多くあったのですが、何故か全て伐採され、今年は桜の花を楽しむことができませんでした。

桜の花は美しいのですが、毛虫の処理や散った花の掃除が大変らしいのが伐採の理由のようですが、思い止まって欲しかったですね。






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民主主義の危機

2015-04-03 21:22:40 | Weblog
統一地方選で行われる41道府県議選と17政令指定市議選が3日、告示されましたが、とんでもないことが。

道府県議選では、全選挙区の33・4%にあたる321選挙区で無投票が確定しています。

総定数の21・9%にあたる501人が無投票で当選したということです。

選挙区数、当選者数とも、記録が残る第3回統一選(1955年)以降では最も高い割合となり、選挙の空洞化が進んでおり、選挙による洗礼を受けずに議員が誕生するという民主主義の危機が起こっています。

一票の格差も民主主義の危機ですが、無投票当選は投票の機会さえ無くなるという民主主義最大の危機ですね。

この原因は、政治の魅力が無くなった、出馬にお金が掛かりすぎる、人口減少、有権者の無関心等、いろいろ考えられますが、真剣に考えないと大変なことになりますね。









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ジュピター

2015-04-02 07:35:28 | Weblog
先週観た映画「In to the Woods」が少々物足りなかったので、私の好きなSF映画「ジュピター」を観てきました。

ストーリーは、人類の誕生と未来に関するもので、SF映画の定番といえば定番ですね。

人類は、もっと文明が発達している他の知的生命体により交配された種で、交配の目的は将来の収穫にある(つまり人類は家畜ということです)ということで、その地球を支配している家族(財閥?)の権力争いに女主人公のジュピターが巻き込まれたというものです。

ジュピターと男性兵士の恋愛を絡めて物語が進展していきますが、やはり中心となるのは、特撮とCGの戦闘シーンですね。

あまりにも目まぐるしく場面が変わるので、目が疲れますが、迫力はありましたね。

何も考えずに観ていれば、ストレス解消にいい映画です。

スター・トレックと比較すると、見劣りすることは仕方がないですね。

スター・トレックの新作の予定はないのかな〜。










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