二日間だけの留守だが、畑の様子が変わっている。
タマネギの葉は倒れ、ニンニクは花芽が硬くなり、収穫を待っている。ズッキーニは雌花ばかりが先行して咲いているため、授精せず実は成長できないでいる。ササゲ豆やスナックエンドウが実をつけはじめた。ナスが小ぶりながら6個収穫、キュウリも二本取れる。
きょうの昼は初めて収穫したズッキーニとナスを使ってパスタを作った。
ニンニクは花茎の皮を剥いて小さく刻んでオリーブオイルで炒める。新タマネギを櫛形に切って炒め、ナス、ズッキーニを塩コショウで下味をつけながら炒める。ナスに油が廻り、ズッキーニに歯ごたえが残る程度で、トマトの水煮缶を加えて煮込む。
忘れられないのが、乾燥バジルによる香りづけである。塩コショウで味を調えて、ズッキーニのパスタソースの出来上がり。パスタは10分間茹でて、アルデンテの状態で皿に盛り、ソースをかける。畑で採れた初物が、こうして食卓にのぼると、そのことに感激してパスタの味が美味しくなる。
丸元淑生は「クック・ブック」の中で、「ズッキーニはトマトの倍量を使うのが適当」と書いている。ただ、パスタのソースではトマトの量を増やしてよいとある。
取れたてのズッキーニは歯ごたえもよく、最高に美味しい。西那須野で食べたパスタのズッキーニより美味しく感じた。