昨夜の最低気温が-0.3℃、この秋始めてマイナスになった。24節気の小雪である。雪の便りが聞えてくるが、まだ本格的な雪の季節ではない。日ざしは次第に弱くなり、紅葉した葉が散っていく。通りでは、落葉を集めて、広場の片隅で燃やしているのを目にする。子どものころの唱歌を懐かしく思い出す。
かきねの かきねの
まがりかど
たきびだ たきびだ
おちばたき
「あたろうか」
「あたろうよ」
きたかぜ ぴいぷう
ふいている
次第に寒くなっていく室内で、暖房に火鉢を取り入れている。ほんのりとしたやさしい暖房である。ふとんの中は湯たんぽだ。エアコンやガスストーブの出番は、さらに気温が下がってからだが、節電というより生活を昭和の時代に戻すことで、その日の暮らしが楽しくなる。