梅雨時に咲く黄色い花は、このビヨウヤナギとキンシバイだ。ビヨウヤナギは長い雄しべが特徴である。長いまつ毛のようで、その美しさから美容の名が与えらたかも知れない。もうひとつヤナギが入っているのは、葉が長いためであるらしい。この二つのはいずれもオトギリソウ科である。オトギリソウが古くから、日本各地に自生しているのに対して、ビヨウヤナギもキンシバイも中国からの帰化植物である。
ネットからオトギリソウの写真を借用した。山中でよく見かける花だ。仲間たちはこの花の部分を採って持ち帰り、乾燥させてから焼酎漬けにするという。虫刺され、汗疹、切り傷につけると効くらしい。日本で昔からあった民間療法である。