畑の種まきと苗の定植はほぼ完了。今朝、状況をみに行くと、山東菜とシュンギクが発芽していた。苗は畑に根を下ろし、成長を始めている。元気な様子に一安心、雑草とり水やり。作業完了後、千歳山にヒメサユリを見に行く。いつもは、中腹で一、二輪を見るだけだが、下の方で意外に多くの花と咲きかけの蕾が見られてびっくりした。
ヒメサユリは飯豊や朝日連峰など東北の亜高山帯の特産である。最初に見たのは会津朝日岳の尾根道である。メモを見ると平成6年6月である。その可憐さに、思わず同行した仲間の女性を傍に坐らせて記念の写真を撮った。山でカメラを持つようになるきっかけは、この花を撮ったことが契機になっているかも知れない。花粉と葯の色が黄色であることがこの花の特色だ。
すぐひらく百合のつぼみをうとみけり 安住 敦
千歳山からみる月山の姿も日毎に雰囲気を変えている。先日、三吉山の頂上で、アイゼンを履いて月山に行くという女性がいた。今日ぐらいの好天であれば、さぞ快適な山行だろうと想像する。あちこちの高山で、夏山開きが始まっている。