
4月の旧名は卯月と言った。もう5月で皐月であるから、ちょっと時期外れの話題だが、卯の花、つまりウツギの花が咲く月が4月であるためのこう言われる。北の地方では、卯の花もなかなか4月には咲かない。今日のウォーキングで、ツクバネウツギの花を見た。一緒に同行した人から教わった。その花の付近には、エンゴサク、チゴユリ、シャガなど夏の花が次々と顔を見せていた。
卯の花のにおう垣根に
ホトトギス 早もきなきて
忍び音もらす夏は来ぬ
今日聞いた鳥の声はホトトギスではなくウグイスであった。昨夜来の雨に洗われた森の新緑はあくまでもうつくしい。一人で歩くよりは連れ立って歩くのがよい。森に咲く花にしても、ひとつひとつ名の知れない花の名を教えてくれる人がいる。今日知った花は、アオダモ、エンゴサク。北海道では、カタクリ交じって咲く、エゾエンゴサクが親しまれているらしい。
