鈴蘭
2018年05月02日 | 花

もう鈴蘭が咲いた。どの花も半月ほど季節を先取りしているようだ。鈴蘭といえば故郷、北海道の花である。調べてみるとこの花を町の花としているは、17市町村、内北海道が8市町を占める。なかで札幌市が代表格で、平取町芽生には日本最大の野生鈴蘭の群生地があり、その規模は15ヘクタールに及ぶ。花言葉は純潔、女性から贈る花言葉を添えた鈴蘭の花束は珍重される。
鈴蘭にいこふ乙女等の肩みゆる 水原秋桜子
可憐な花に加え、香りのよさも折り紙付き。高原の草がくれににこの花を探して散策するのも楽しい。昔は野生の花を摘み、家の持ち帰って花瓶にさした。知人から北海道の旅をするが、スズランの見ごろはいつ?と聞かれた。今年ばかりは、いつもの6月をイメージしてはいられない。連休の前に桜前線が海を渡りもう咲きはじめた。鈴蘭も5月中には咲くのであるまいか。