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山友会、今年最後の山行は上山市の三吉山・葉山である。天気に恵まれて、葉山の頂上から、雪を被った蔵王山がくっきりと見えた。これほど美しい蔵王をみることができるは、まさに僥倖である。今年の山行をふり返って見れば、10月は雨に祟られたが、比較的天候に恵まれた年であった。最後の山行が三吉山という里山であったが、飯豊、朝日、月山、葉山、蔵王と山形百名山の眺望が見事であったことは締めくくりとしては非常に良かった。終わり良ければ総て良し、という俚諺もある。山友会としてしては、新しい仲間を迎え、いい年越しができそうだ。
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本日の参加者7名(内男性3名)。登山口には、ゆっくり8時45分。支度を終えて9時に登り始めた。高齢のSさんが参加しているので、ペースはゆっくり。コースも地元のIさんの案内で車道と交わる外側のコース。7名の人数で仲間の歓談声は響くが、雑木はすっかり葉を落として冬支度、鳥や虫の声もなく初冬の雰囲気である。
歩き始めて30分を過ぎると、朝の寒気も和らぎ、陽ざしが強くなるにつれて汗ばんでくる。水場のベンチで小憩して歩き始めると岩海に着く。まず感動させられるのは飯豊の冬景色。積雪のため、刻まれた山肌がくっきりと浮かび、この山の厳しさが見てとれる。10時三吉山頂上。眼下に上山の街並が見える。
目を右に転じると、大平山のずっと奥に白鷹山、その奥に大朝日の尖った先端。すっかりと雪を被っている。その右には月山、葉山が並び、厳冬まじかの佇まいを見せている。これらの山々は、日本海の水蒸気を含んだ雲がぶつかり、日本有数の豪雪地帯でもある。山々が冬の深い眠りへとつく季節である。
三吉山から平坦な鞍部を通り、葉山の頂上へ向かう。急な勾配を凡そ500mで頂上に着く。山中でわずかに2人の登山者に行き会う。頂上から見る蔵王山はやはり美しかった。冬の樹氷を見たいと、この季節になると毎年思うが、なかなか実行できないでいる。
三吉山から下山しているSさんと昼食をともにするため、休憩もそこそこに下山。小一時間で駐車場。小春日和のような陽ざしのなか、昼食中も楽しい会話が飛び交う。帰路、上野の天神の湯で汗を流す。入浴料390円。