今日は月に一度の診察の日。血液の検査と投薬はずっと続けている。高血圧と血糖値、いわゆる成人病が、重くならないように診てもらっている。この地でもコロナの感染経路不明の陽性者が出て、かかりつけの医院でも院内感染の防止体制が敷かれていた。受付のカウンターには、透明のシート越しでやり取りができるようになっており、額のところで計る検温計で体温がチェックされる。風邪の症状の人は、診察時間で分けられていて、通常の診察者と重ならないようになっている。
先生、来る患者さんが感染した人かどうか分からないので、大変ですねとというと、「まあ、ここではキャバクラ以外は感染が出ていないからね」「先生、危ないところへ出入りしては駄目ですよ」「うんよく言われるけど、行っていないよ」と笑い話になった。こんな話題になるのは、まだ危険性を身近に感じる状態ではないということかも知れない。日ごろは来院の人は少ない医院だが、連休を前にして、新しい診察の体制のためか少し混んだ診察日であった。
医院の帰りに、ハナモモが咲いたのを見た。桜が散って、それを待っていたようにみごとに咲いた。中国から渡来したが、江戸時代に花を観賞するために品種改良が行われた。温暖地では桜より早く咲き、3月3日の桃の節句に飾られる花として珍重された。