ずっとコロナウィルスの感染者がいない県であったが、一人出てから、今日までに8人と連日増えている。その感染の広がりの速さが恐ろしいほどだ。危機感もそれだけに強くなる。恐れてばかりではいけないと思い、畑の準備に出かけた。ニラの成長が早い。例年であれば、もう少し成長を待って収穫するのだが、12㌢ほどのものを収穫してきた。早速、ニラの卵とじにする。こればびっくりするほど美味だ。とにかくやわらかい。スーパーで買うものとは全く違っている。
春を感じさせるものにフキノトウ、アサツキ、ヤマニンジンなどがあるが、今年は早い時期に食べることができた。なかでも、ニラの初物は一番であった。どれも一冬をじっとエネルギーを蓄えて過し、春にそのパワーを一気に爆発させる。春の初摘みの山菜や野菜の美味しさにはそんな秘密があるような気がする。そのエネルギーをわけてもらう。畑には、エンドウ豆が伸びはじめ、コリアンダーも初収獲を待つ大きさになり始めた。
連翹のこぼるる土の温みかな 登高亭