
外食が減って家で食事するのが増えたせいか、業務スーパーの来客者が盛況のようだ。週に2回メルマガ会員向けの特売があり、メールで商品の案内がある。今日の特売はバナナ1袋78円、コーンポタージュ1箱198円、牛肉ステーキ
300g478円。徒歩5分圏にある食品の激安スーパーの存在はありがたい。テレビでも一日何度も、簡単レシピの紹介が放映されている。コロナで外食や観光産業が痛手を受ける中、近くて安い食品店が客を増やす。テイクアウトやネットでのお取り寄せも増えている。
家庭で作る食事を豊かにしようというのも、コロナ禍の傾向である。ただ注意したいのは、安さや簡便さにばかり走って、既成の総菜などには頼りたくない。高齢になってしっかりと摂る必要のあるのは、高核酸食品である。そのなかで優等生はイワシだ。チリメンジャコやタラコもこれに含まれる。近頃は不漁で新鮮なイワシが入手しづらくなっているが、先日薄塩のメザシを買うことができた。他に、カブやリンゴ、オレンジジュースなどがある。栄養学の研究者は、これらの高核酸の食品を摂ることで、血中のコレステロール値を減少させ全身の健康状態を改善するとしている。
癌や動脈硬化症、認知症や高血圧症などの老人病の予防に大切な栄養素はビタミンEとセレニュームだ。これらを含む食品として玄米、ニンニク、玉ねぎ、トマト、ブロッコリー、魚介類、レバー、タマゴなどである。先月、親せきから貰ってきた白米を食べ尽くした後は、玄米食に変えていく。老化と食事はこれから切実な問題となっていく。
鮟鱇鍋小さき独りの酒愛す 遠藤梧逸