常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

大雪

2022年12月07日 | 日記
今日は24節季の大雪。暦が大雪の降る季節と、知らせてくれるのだが、北海道の朱鞠内で110cm、青森の酸ヶ湯で97cm、北海道の幌加内で86cmの積雪が発表されている。この季節、気象情報で必ず目にする地名だ。北海道の2地点は、かって深名線が深川と名寄をつないでいた線路の駅があり、近くには朱鞠内湖がある。平野のような石狩川の流域の深川には、さほどの積雪はないが、名寄方面の山地では、北海道随一の豪雪地帯で知られる。ここ山形では、雪は少ないが、寒気が入って、1月なみの気温である。

青空で陽がさしているのに、小雪が舞っている。雪に降られながら、太陽のあたたかさを同時に感じる。何とも不思議な朝の散歩だ。公園も、散歩の道も、すっかり冬の装いになっている。山には少しずつ、雪が降り積る。昨夜読んだ本は櫻井武『睡眠の科学』。よい睡眠のための読書なのだが、著者の博識に刺激されて、11時すぎまで本と付きあう。自然の眠りのチャンスを失って、やや睡眠不足になってしまう。笑い話のようだ。

巳に衾枕の冷ややかなるを訝り
復た窓戸の明らかなるを見る

白楽天の詩の一節。やけに夜具が冷えている、窓は朝のように明るい。外は雪が降り積っているのだ。竹が雪の重みで大きくしなり、時に折れる音が家のなかまで聞こえてくる。この地では、竹の藪のヒヨドリの鳴き声が、夜の近いことを知らせてくる。
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