ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

河津の鎮守さま、来宮神社。天然記念物の大きな楠の木にビックリ

2011-02-07 | 旅行
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カラフルなカーネーションを楽しんだ後、畑の中に、こんもりとした木が茂る場所を見つけました。
「何だろう?」好奇心旺盛なミモロは、じっとしていられずに、その森へと向かいます。石畳が続く道は、どうやら神社の参道のよう。行く先に石の鳥居が見えてきます。

鳥居の脇には、大きなクスノキが聳えていました。「すごく大きな木・・・」木登りが得意なミモロは、ちょっと登ってみることに。


ここは、来宮神社。河津を昔から守る神社です。河津に住む人は、ここで結婚式を挙げたそう。夏は、神社の木には蝉がいっぱい。ゴム草履に、麦わら帽子姿の子供たちの蝉取りのポイントでした。

旅のポイント:来宮神社は、河津駅から徒歩10分。河津では、昔から、12月18日から23日まで、お酒と鶏肉、卵を食べない「トメマス」という風習があります。これは、この神社の祭神スギホコワケノミコトが、お酒を飲んで眠ってしまったところ、野火がおき、そこを野鳥が羽を川の水で濡らし、火を消してくれたという言い伝えによるもの。多くの鳥が命がけで助けてくれたことに感謝するもの。今も多くの人が、守っている風習です。飲みすぎにはくれぐれも注意したいものです。


ミモロも、静かにお参りしました。

本殿の左側に行くと、注連縄が掛けられたくすのきの巨木が、堂々と聳えています。
樹齢1000年を越すといわれ、国の天然記念物にも指定された木です。

「1000年以上の木って、すごいね。平安時代からここにいるの?」時代の移り変わりをじっと見つめてきた木です。


「まるで何か住んでるみたい・・・」木の幹にある穴を見て、ミモロは、なにか想像しているよう。風が楠の葉を、ざわざわと揺らし、しばらく、木の前にいると何かが語り掛けてくるような気がしてきます。

旅のポイント:桜まつりの喧騒を離れ、しばし、静かな時間をもつのもおすすめ。神社の周辺は、のどかな景色が広がり、畑の畦道の散策も楽しいものです。ただし、畑の中には、入らないように。何が植わっているかわかりませんから。

ミモロは、しばし静かな時間を、神社で過ごし、次の場所へと向かいます。

次は、どこに行くの?







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