ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

宿のロビーには、伊豆に伝わる雛のつるし飾り。金魚に迫られるミモロ

2011-02-13 | 旅行
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仲居さんに案内されて、ロビーに到着したミモロ。ふと天井を見上げると、可愛らしい小さな宝ものが下がっています。布で作られた宝船、打ち出の小槌、桜の花、手まり、うさぎなど、おめでたい吉祥の品々です。
「これ、なあに?」。ロビーにいた女将に尋ねます。
「伊豆の稲取に昔から伝わる吊るし雛です。稲取に行けば、もっとたくさん見られますよ」


「うーそんなに迫らないでよー」。その中のひとつ、金魚がミモロに近づいてきました。「この金魚は、どんな意味があるの・・・?」。ちょっと固まってしまったミモロです。金魚は、福や金運をもたらすものと言われいます。ミモロに近づいて来たということは、金運が近づいているかもよ?

旅のポイント:雛のつるし飾りは、江戸時代から伊豆の稲取(河津の隣り町)に伝わる風習だそう。長女の初節句に、無病息災、良縁祈願のために、雛飾りのそばに吊るされたものだとか。成長すると、新年のどんど焼きで焚き上げられてしまったため、古いものは、残っていないそうです。平成10年ごろから、稲取の観光の促進のために、復活。「稲取温泉 雛のつるし飾りまつり」も開催。今年は1月20日から3月31日まで、稲取温泉街の各所で、色とりどり、種類豊富な飾りが見学できます。

稲取温泉に行くなら、電車がおすすめ。坂が多く、曲がりくねった温泉街の道は、散策にぴったり。駐車場も多くないので、歩きが一番。稲取漁港は、金目鯛で有名な港。漁師さんが経営する食事処や干物店なども、立ち寄りたい場所です。




「あ、小さな木がある」。
ミモロが、次に見つけたのは、ロビーの玄関脇の棚にある苗木です。楓やナラなど、宿の庭や山で芽吹いた木。まだ小さな苗木です。
「どうぞ、帰りに持って帰ってくださいね」。宿の女将の声に、いっそう熱心に見つめます。「どれにしようかなぁ・・・」。お気に入りはみつかったかな?

「あ、ここには、タネがある」。

すぐそばの棚の上には、器に入った花のタネや球根がありました。ユリ、水仙など、これも宿に咲く花々。「これももらえるの?」。近くの女将の顔を見て・・・。
「どうぞ、好きなものを、この袋に入れて、お家で植えてくださいね」。


まだ、宿に到着して間もないのに、もうしっかりお土産を確保したミモロです。

旅のポイント:「離れ家 石田屋」では、苗木と草花の種を宿泊客にプレゼントしてくれます。家に帰って、育てる楽しみが。ちょっと素適な贈り物ですね。

「まだ見たいところあるけど、まずは、女湯の露天風呂に行って来ようっと・・・」

タオルを肩に、ミモロは、露天風呂に向かいます。

コメント
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