ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロ三浦半島に行く。(予告編&エッセイ)

2011-02-27 | 旅行

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伊豆の旅を終えて、次は、日帰り旅。行く先は、三浦半島です。
その前に、今日は、ちょっと私の思い出話をひとつ。

神奈川県の三浦半島は、横須賀、逗子、葉山などの町で知られる、
湘南エリアの代表地域。

東京から電車や車でも1時間あまりで到着できる場所です。

三浦半島に関しては、また詳しくミモロが話すとして、
私にとっては、「三浦半島」と聞くと、何か胸がキュンとするものがあります。

というのは、この地域、逗子や葉山などは、
東京で暮らす若者にとって、絶好のデートスポット。
ロマチックなビーチの散策、海に面したレストランで夕陽を眺めながら
過ごす時間など・・・もう恋を盛り上げるスチュエーションがいっぱい。


私もそんな若者のひとりとして、
デートに誘われ、よく三浦半島に出かけました。

大学生の頃、
当時の男の子たちは、車に夢中。
大学にはいるやいなや、運転免許をとって、
車でドライブするのが、憧れでした。

女の子が、肌色のストッキングをはいて
ハイヒールで歩く。お化粧をして口紅をつける。
それが大人の女性の第一歩って感じが、当時はありました。
私などは、初めて口紅をつけた時など、もうドキドキ。
男の子の前に出るのが、恥ずかしかった。
(今では、化粧をしてないと、恥ずかしくて出られませんが・・)
それはさておき、
男の子にとって、車に女の子を乗せて、三浦半島をドライブする
それは、まさに大人の男への第一歩だったのです。

真新しい車を誇らし気に運転して、迎えに来てくれたもの。
まだビニールのシートカバーも掛かっていました。
それが、なんかすごく新鮮で、嬉しさが伝わってきます。

車のカセットから(当時はカセットしかなかった)流れる曲は、
ユーミンや竹内マリア、オフコースなど。
それを聞きながら、海岸線をドライブ。

油壺のヨットハーバーやシーボニアも
全盛で、すごくゴージャスな雰囲気で、なにか外国のよう。
もうドキドキでした。

何か、すごく大人になったよう。

高校生の生活とは違い、格段に世界が広がっていったのです。


まだ十代の若者にとって、
女の子をエスコートして、
自分だって、行ったこともないような
洒落たレストランに行くのは、きっと随分緊張していたと思います。
(当時は、それを思いやることなど、私にはできなかったのですが)

「好きなものをどうぞ・・・・」と
お小遣いから、奮発してご馳走してくれた男の子たち。
ウェーターに、初めてと悟られないように、
ちょっと偉そうに注文をする子もいました。

今は、割り勘が多いそうですが、当時は、
男の子は、ほとんどご馳走してくれました。
ホントによく頑張りました。改めてありがとう・・・。


女の子をエスコートしているという意識が強かったのでしょう。
ちょっぴり背伸びした行動も、大人の男のステップには欠かせないもの。


携帯もメールもない時代、
親の顔を意識しながら、電話でデートの約束をする。
今では信じられないような窮屈な状況が、いっそうデートへの
期待とお互いの思いを高めたのかもしれません。



「もっといっしょにいたいね・・」
なんて、夕陽を眺めながらポツリ。

胸がときめく時間です。

今でも、三浦半島に行くと、
その当時の思い出が甦ります。


では、またミモロの旅で、




コメント
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