
伊豆の河津「離れ家 石田屋」に宿泊した翌日。
「温泉に来たら、朝風呂に行かなくちゃ!」と、起きるとすぐに露天風呂に直行したミモロ。

いつでも、入れる源泉掛け流しの温泉の良さを満喫します。
旅のポイント:温泉地に滞在したら、朝風呂は見逃せません。新鮮な空気のあふれた露天風呂の気持ちよさは、昼間とはまた別もの。ただ、朝は、まだ体が十分に起きていないので、入る前によく体にお湯をかけて、温めてください。また、入る前にお水を飲むのを忘れずに。
ミモロがお風呂にいる間に、お座敷には、朝食の用意が。

伊豆名物の干物、伊勢海老の味噌汁、茶碗蒸し、野菜の煮物などが、
コタツの上に並んでいました。
「わーこんなにいっぱい!食べきれるかなぁ・・・」
でも、気が付くと、すっかり平らげているミモロ。
「プールのそばで焼き芋をしていますよ。行って見たら、どうですか?」
と仲居さんの言葉に、さっそく毛糸のマフラーを巻いて出掛けます。
まだ、食べる気なんだ・・・・。
宿の奥の庭の一角にあるプールのそばで、
作務衣姿の気さくなご主人が、なにやら作業中。

「何してるの?」とミモロが尋ねます。
「今から、焼き芋をするんですよ。よかったら、自分でやってみませんか」。
さっそくミモロは、ザルにのったサツマイモから、大きそうな芋を選びます。

庭の土を掘って作った穴のようなカマドで、焚き火をして、
その中にホイルに包んだお芋をいれます。



そして、桜の枝を切ったものを香り付けのチップに使います。

ゲホゲホ・・・。煙が、ミモロの方に流れ、思わず咳き込みます。
「まだ、焼けるのに、時間がかかりますから、
散歩でもして、待っててくださいね」
とのご主人の言葉に従って、ミモロは、すぐ近くにある菖蒲園へと向かいます。

「え、ここが菖蒲園?」。冬の菖蒲園には、まだ何もありません。
花の盛りになれば、こんな風に美しく咲き乱れる花菖蒲です。



旅のポイント:河津町は、桜のほかに、菖蒲、カーネーション、バラが有名です。なかでも「かわづ花菖蒲園」では、5月1日から6月15日まで、5千平米の園内に25000株の花菖蒲が見られます。(入場料300円)。「離れ家 石田屋」にある600坪の菖蒲園は、宿泊者のみの、まさにプライベートガーデン。ゆっくりと静かな雰囲気で、約500種の花菖蒲が楽しめます。湯上りに浴衣姿で散策できるのも、宿泊者の特権です。
花のない菖蒲園ですが、よく見ると、
いろいろな花が咲いていることに気づきます。
どんな花を見つけたのかな?