
伊豆の旅館「離れ家 石田屋」に宿泊するミモロ。出発の日の朝、焼き芋作りを体験します。
「焼き芋、できましたよー」とのご主人の声に、急いで、プールそばへ駆け寄ります。
穴から掘り出したお芋・・・。
「見せて、見せて・・・」

「ほら、こんなに美味しそうですよ」

ほんのり甘い香りが、ミモロの鼻をくすぐります。
「美味しそう・・・」ゴクリ。待ったかいがありましたね。
「持ってゆきますか」
多くのお客さんは、電車の中や散策の途中などで食べるそう。
でも、ミモロは、
「ひとつ食べたい」と、できたての焼き芋をほおばります。
「あまくて、美味しい!」ミモロの口のまわりには、黄色いお芋が。
ちょっとひと休みしようと、プールサイドに。


「なんかリゾート気分」。
温泉が注がれたプールは、冬でも温か。でもやはり泳ぐには、ちょっと寒いかも。
「夏に泳ぎに来たいなぁ」
ミモロは、荷物をまとめて、チェックアウト。
女将さんから、小さな楓の苗木と百合の球根をお土産にもらって、
宿を後にしました。
旅のポイント:最近、いろいろな宿で、非日常的な体験をさせてくれるところが、増えています。この宿の「焼き芋づくり」もそのひとつ。特に男性客に好評だそう。その理由は、焚き火です。昔は、庭で出来た焚き火も、今は、禁止されているところが多いよう。火って、何か心鎮める作用がありますよね。お芋には、興味がなくても、焚き火はしたい。そんな現代人の欲求にあった体験。宿もいろいろ工夫をしているようです。どんな体験ができるか、今後も各地ならではの企画が楽しみです。