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南禅寺から、その脇を添って歩くと、永観堂に至ります。
ここは、秋の紅葉の名所。春は、境内をみずみずしい新緑の木々が包みます。

キラキラした春の陽射しにちょっと眩しいそうなミモロです。
永観堂は、浄土宗西山禅林寺派の総本山。
今年は、開祖、法然上人800回忌に当たり、浄土宗のお寺では、
特別法要が行なわれています。

ここ永観堂でも、ミモロが訪れた日は、法要のため、建物の中には入れませんでしたが、その代わりにお庭の拝観は、無料に。
「お庭だけでも、いいよね」とミモロは、嬉しそうにさっそくお庭をめぐります。

「多宝塔には、行けますよ」とお寺の方。
多宝塔は、お寺の一番高い場所に位置する二重の塔。緑の木々の間に、凛とした姿を見ることが出来ます。
そこまでは、階段が・・「フーフーフー」ちょっと息を弾ませながら
塔の場所に到着。
「わースゴイ」。

汗を額ににじませながら、上った甲斐がありました。ミモロの前には、
京都の町は広がっています。

「いい景色だねー」。
春の爽やかな風の中、しばし絶景に見蕩れるミモロ。
「絶景かな、絶景かな・・・」とミモロ。
ねぁ、それは南禅寺でしょ?
「今は、きっとここの方がいい景色だと思うよ。秋のもみじの頃も
きっと素晴らしい景色だろうね。また来ようね」
ミモロは、名残惜しげに、その景色を後にします。
名残惜しいといえば、ここには、遅れた人を心配なさって、ふりかえったお姿の
みかえり阿弥陀さまがいらっしゃるのよ。
ミモロは、さっそく阿弥陀堂へと向かいます。

「あのお堂の中にいらっしゃるの?」
そう、でも今日は残念ながら中に入れないので、また今度ね。
でも、外から暗いお堂を覗くと、中に、そのお姿が・・・・。
「今度は、もっと近くで会いたい・・また来ますね」
ミモロは、阿弥陀様に約束しました。
旅のポイント:重要文化財の阿弥陀如来像(みかえり阿弥陀)をはじめ、国宝や重文など見どころも多い「永観堂 禅林寺」。お庭をめぐる楽しみも。特に秋の紅葉には、多くの人々が訪れます。ぜひ、一度訪れたい京都の名所のひとつです。