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「7月の京都の祇園祭には、絶対、浴衣を着るの!」というミモロ。
やはり京都は和服の本場、ミモロの願いが叶えられる
ぬいぐるみの着物の作り方を教えてくださる先生が見つかりました。
それは、
小さな着物、ミニ着物やお人形などの作品を手掛ける
「創作和布遊び・繭の詩」を主宰する赤塚靖枝先生。
宇治にあるお教室に、さっそく
ミモロは、浴衣作りを習いに出かけました。
赤塚先生のお教室では、人間の和服と同じような仕立て方で
小さな着物を作ります。


小さな道行きコートや袴や袷の着物など、人間の着物のように細部までこだわって仕立てるのが、このお教室ならでは。
教室に通われる方は、
ミニ着物(着物のミニチュア版)自体を飾って楽しまれるほか、
お人形やぬいぐるみに着せる着物を作りたいという方も多いそう。

「わーいろいろなお着物がある」
お教室の一角には、赤塚先生の作品が展示されています。
付け下げ、留袖、白無垢など、小さいながら、本物と同じ雰囲気が感じられるのは、
その仕立てが、本物の着物のように丁寧になされているからなのです。
「ぬいぐるみは、それぞれかなり大きさや体型が異なるので、
それに着物を着せるには、そのぬいぐるみのための型紙が必要です。
そして、ちゃんと着せ替えができるような着物にしないと。
そのためにも、きちんと仕立てることが大切なんですよ」と赤塚先生。
長年、和裁の技術を磨かれ、
その経験から、独自のミニ着物のづくりを生み出されたそう。
現在、京都、大阪など関西を中心に、展示会や講習会をなさっています。
主宰する教室には、愛するぬいぐるみやお人形の着物作りを習いに
全国から生徒さんが訪れているそうです。
全く和裁初心者のミモロは、まず浴衣を習います。

「先生、よろしくお願いします。祇園祭に浴衣を着てゆきたいので、作り方を習いたいんです。
どんな生地がいいのかなぁ?」ミモロは、持って来た生地を並べて、ご挨拶。
「あら、かわいい生地がいっぱいね。浴衣なら、木綿の花柄のにしましょうか」
お人形やぬいぐるみなど、ミニ着物の浴衣は、人間の浴衣の生地では柄が大きすぎ。
小さな柄のものを選ぶのがポイントです。
「あのー実は、あんまりお裁縫得意じゃないの・・・私でも作れますか?」
ミモロは、心配そうに尋ねます。
「大丈夫!わからないとこは、教えますから、だれでも作れますよ。
では、浴衣の型紙を作りますから、体のサイズを測りましょう」
その言葉にひと安心「よかった・・・」小さな声でポツリ。
まずは、ミモロの体のサイズをメジャーで測ります。
「あら、動いちゃだめですよ」

「うーくすぐったい・・・」
着物の丈

袖などの長さ(裄)

そして胴回りなど

「ちょっとお腹ひっこめちゃおうかな」
体のいろいろな部分のサイズを測り終えて・・・。
「ミモロちゃんは、お腹が出ている体型なので、前幅はゆったり。
またクビがないので、襟の下がりも必要ね。あと腕が太めなので、
身八つ口は、ちょっとしか取れないわね」
「太めの体型ってことね・・・」とミモロは、
ちょっと恥ずかしいそう。
測った数字をもとに、次は、型紙を作ります。

「なんか複雑そう・・・」先生が計算するのをジッと見つめるミモロです。
型紙ができたら、布にチャコで印をつけ、それにそって裁断します。


布の縫うのに使う針と指貫。

さぁ、いよいよ縫う作業が始まりますよ。
ミモロ、ちゃんとできるかな?