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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

黄金色の神輿が揺れる勇壮な男神輿は、見る価値も十分

2011-05-30 | 旅行
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京都御所の南側のエリアを練歩く下御霊神社のお神輿。
大勢の男たちに担がれた神輿は、ミモロには「ほいっとう、ほいっとう」と聞こえる
掛け声に包まれて、氏子の住む町の通りを進みます。

ミモロは、その神輿の後に続きます。

しばらく進むと、突然、神輿が止まりました。


そして、担いでいた人のまわりには、周囲にいた男たちが集まります。

すると、神輿の下に男たちが回りこみ、次の瞬間、掛け声に合わせて
その神輿を両手で、頭より高く持ち上げました。


「うゎーすごいねぇ」。ミモロは、ただ呆然と見蕩れるばかり。

さらに、次の掛け声で、その神輿を、なんと左右に勢いよく揺らし始めました。


神輿についた金色の金具が、大きく揺れて、シャリシャリシャリと音を立てます。
まるで神輿は、大きな波に揺れるよう・・・。神輿の上の鳳凰の飾りも
大きく揺れて、まるで今にも飛び立ちそう。その迫力は圧巻です。

神輿を揺らし、金具の音を響かせるのは、その土地を清める神事。なんども要所要所で繰り返され、氏子の住む町を清めて行きます。

「京都の祭りでも、こんなに勇ましい祭りがあるんだね!」
もうミモロは、神輿に夢中。

「もっと見たい!」と、それからも神輿の後に続きます。

「あの神輿を持ち上げて揺らすのは、さし揺らしと言うんですよ」と
ミモロの近くにいた学生さんが教えてくれました。



ふたりは、「京都学生祭典」という京都にある大学や短期大学が連携して、
京都の文化の発展、および地域との交流を図る組織のメンバー。

今日は、下御霊神社の神輿巡行に参加しています。

「伝統文化を守るために、若いパワーの参加は必要。
いろいろな祭事に参加したり、自分たちでもさまざまなイベントを企画し、
開催してるんですよ」
とのこと。京都から発信される学生たちの文化活動。ぜひ注目したいものです。
「ホームページを是非見てくださいね」「ハーイ」。

「面白そうなことしてるんですね。またお祭りのことなど教えてね」とミモロ。
素適なお友達ができたみたいね。

すっかり神輿に夢中になって、後をついて歩くミモロ。
神輿が休憩する場所では、氏子の方が、飲み物や食べ物で、
男たちをもてなします。

休憩する人たちのそばに立っていたミモロに、
「これ食べな・・・」と、神輿を担いでいたお兄さんが、
アイスキャンディーをくれました。

「えー、もらっていいの?氏子じゃないけど・・・・」
はじめは遠慮していたミモロですが、
「どうもありがとう!」
嬉しそうにアイスキャンディーをもらいました。

「なんか氏子になったみたい・・・」と、すごく嬉しいミモロです。

京都以外の場所から訪れた観光客は、京都には閉鎖的なイメージを抱いています。
だから、なんかちょっとでも仲間に入れてもらうような行為を受けると、
すごく感激します。観光客は、京都人の生活に、とにかく興味津々。
京都に知り合いが住んでいると、すごく京都との距離が縮まったように感じます。
これって、他の地域でも同じでしょうが、なかでも京都は特別なようです。


それからも、ミモロは、お神輿について歩きます。

「もっと近くで、お神輿見るのー」



コメント (2)
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