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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都3大祭りのひとつ「葵祭」。斎王代の凛とした美しさに見蕩れるミモロ。

2011-05-08 | 旅行
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5月15日の葵祭に先立って行なわれた儀式。
そのひとつ、斎王代の禊の儀が、4日に下鴨神社で行なわれました。

ミモロも出かけたその儀式。下鴨神社は、まるで平安時代にタイムトリップしたような
雅な雰囲気に包まれます。

下鴨神社の参道から、御手洗池に至った斎王代と女官たちの一行は、
そこで斎王代から順次、禊(みそぎ)を行ないます。

身を清め、15日へとのぞむのです。


残念ながら、ミモロの場所からは、その儀式は見えません。
「ちょっと残念だけど、すごく人でいっぱいだから、ここで待つね」
禊を終えた一行が、しばし立ち寄る本殿のそばで、ミモロは一行を待っています。


禊の儀を終えた一行は、まず本殿に参拝。

「斎王代は、どこ?」ミモロは、一生懸命探します。



もうすぐこちらにいらっしゃるわよ。
参拝を終えた一行が、斎王代を先頭に、ミモロのいる方向にしずしずと進んできます。

「わーキレイ!」

もうミモロは、言葉がないほど見蕩れています。



ここで、斎王の髪と化粧について、下鴨神社で頂いた解説を引用してお伝えします。

「髪は、垂髪(おすべらかし)で、かもじを入れて前髪をふくらませ、心葉(こころば)という金枝に、銀の梅花のついた飾金具をかんざしでとめ、櫛を上向に挿す。また、長髪をつけて、うしろに長く垂らす。額の左右に蜷結び(になむすび)した日蔭糸(ひかげいと)をつける。眉は特に本来の眉毛を塗りかくして本眉を描く。・・・・」




なんて優美な姿でしょう。

今年、第56代の斎王代をつとめるのは、同志社大学4回生の金井志帆さん。
かつてお母様も第23代の斎王代をつとめられたそう。母娘2代でつとめるのは、4組目。歴代の斎王代には、京都の会社経営者や老舗店のオーナー、また医師や名士、茶道・華道のお家元などの娘さんが選ばれています。



ミモロのそばで見物する人からは「きれいな人やねぇー」との声も多数。

一行は、ミモロのすぐそばで、お雛様のように並びました。


「ミモロもあんなお姫様みたいな着物をきてみたいなぁー」
羨望の眼差しで一行を眺めるミモロです。

また関心したのは、斎王代に付き添う方のお着物。

控えめな色彩のお着物に、合わせる帯は、葵の葉をデザインした袋帯。
格式ある文様に、品格が漂います。
この時期だけの帯。日本の着物の素晴らしさを感じさせる姿です。


「15日は、行列を見なくちゃね!」
ミモロは、その日を楽しみに、下鴨神社を後にしました。

旅のポイント:15日の葵祭の行列は、10:30京都御所堺町御門出発。丸太町通、河原町通を経て、11:40下鴨神社到着。 「社頭の儀」の後、14:20出発。下鴨本通から北大路通を経て、15:30上賀茂神社到着。なかなか長い距離の移動です。
ぜひ、一度、見ておきたい京都らしいお祭りです。




コメント
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