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毎月21日は、京都の東寺では「弘法市」という市が立ち、多くの人で賑わう日。
ミモロも、「一度、行ってみたい」と午前中から出かけます。

京都駅のすぐそばに聳える五重塔が東寺のシンボル。
高さ57mの国宝の塔は、日本一の高さを誇るもの。
なんと4回も焼失して、現在の塔は、1643年に徳川家光が再建奉納した五代目にあたります。
東寺の正式名称は、教王護国寺。その歴史は古く、平安建都の折、都の玄関、羅生門の東西に作られた寺で、後に西の寺は廃れ、現在、この東の寺だけが、その姿をとどめています。つまり今や、平安京唯一の遺構で、平成6年には、世界文化遺産に登録されました。日本人観光客より、海外からの観光客の方がよく知るお寺かもしれません。
ここは、東寺真言宗の総本山で、空海(弘法大師)のお寺です。
それで21日に立つ市は、弘法さんと呼ばれ、すでに江戸時代には、
植木屋や薬、お茶などの店が出てきたそう。
さすが人気の市だけに、境内は人でいっぱい。
「お寺の宝物や建造物を拝見するのは、他の日にまた来るということで、
今日は、弘法さんの市を楽しもう」とミモロ。
賛成!人が多くて、とても参拝という感じにはなれません。
市に並ぶのは、ホントにいろいろな品々。
「なんでもありだね!」とミモロ。
出店する露天は、1200店を越える数。
売られているものも、多彩で、フリーマーケットのようですが、
違いは、出店しているのが、すべてその品を扱う業者さん、プロということ。
だから全国から出店してるのです。
南大門から入ると、門のところでは、

四国で作られる生姜漬け、

三重県から出店しているオカキや御餅のお店

もちろん、古い着物や道具、骨董品などのお店も多数。

「なんかフリーマーケットと縁日がいっしょになったみたいだね」と、
そういいながら、次々にお店を覗くミモロです。
「あれ、野菜も売ってる」。トマト、キュウリなど新鮮な野菜も並んでいます。

「でも、こっちでは、野菜の苗がある」ミモロは、フラワーコンテナーで
野菜を育てたかったので、いいお店に出会いました。

さっそく茄子とパセリなどの苗を買うことに。
結局、ミモロが弘法さんで買ったのは、御餅と野菜の苗だけ。

「ふーなんかあまりにいろいろ雑多にありすぎて、よくわからなかった」と、
やや疲れ気味のミモロです。
きっと、時間を掛けて、見てゆけば、何か掘り出し物に出会うかもしれませんね。
旅のポイント:東寺へは、京都駅から徒歩15分。または近鉄で東寺駅から徒歩5分で。弘法さんの市は、毎月21日、朝5時頃から日没まで。雨天決行。