ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

後水尾上皇が秋を楽しまれた「修学院離宮」。祇園祭の鉾の絵など、雅な雰囲気の中離宮

2012-11-23 | 歴史・史跡

比叡山の麓にある、紅葉の名所『修学院離宮』を、訪れているミモロ。

3つの離宮(茶室)からなる広大な敷地の中を、皇宮警察の人に見守られながら拝観してまわります。

下離宮の次に訪れたのは、中離宮。ここは、「楽只軒(らくしけん)」と「客殿」の建物がある場所。「楽只軒」は、後水尾上皇の第8皇女の光子内親王のために建てられた建物。そしてそれに繋がる客殿は、女院御所から移築されたもの。

やはりここでも、紅葉は、実に見事。ミモロは、キョロキョロと周囲を見回しながら、みんなの後を歩きます。



「うーここも紅葉がものすごい…」
紅色の紅葉が、他の色彩の中で、ひときわ目に飛び込んでくるよう。

この「客殿」の見所は、廊下の奥の杉戸。
ここには、住吉具慶による祇園祭の鉾の絵が描かれています。

「ここにいらした内親王さまは、祇園祭を見たことあるのかな?」と。

また、別の杉戸には、大きな鯉の絵。作者は、不明だそう。実は、この鯉、夜になると飛び跳ねるそうで、逃げないように、後に網が、描かれました。その網を描いたのは、円山応挙だそう。あの大家に網だけを描くように依頼したとは…。さて、建物を裏を通りながら再び門へ。

「建物の裏側も面白いねー」
網干の欄干(あぼしのらんかん)」と呼ばれる漁師の網を干した形を表す低い手すりが裏側に。また石積の仕方も、どこか風情を感じさせます。

「あ、竹の雨どいも、なんか風情があるねー」と。

面白い所に目が行くミモロです。

高貴な女性たちが暮らした建物には、どこか雅な雰囲気が漂っています。

もちろん紅葉の素晴らしさも、ほかに劣らぬ見事さでした。






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