今年の京都の紅葉は、昨年よりも美しく感じます。
ミモロは、海外から来たお友達と一緒に、その見事な紅葉を案内しています。
「京都御所」「修学院離宮」に続き、ミモロと外国のお友達が訪れたのは、京都御苑の一角にある「仙洞御所」です。
ここは、昨年も紅葉の時期に訪れた場所で、ミモロが京都の数々ある紅葉の名所のなかでも、一番におすすめする場所。
今年は、一週間から10日ほど早く、紅葉の見ごろを迎えたそう。
「ホントにここは、素晴らしいんだから…」と、ミモロは、昨年来て、その素晴らしさをすでに十分に承知済み。だから、お友達の前を、自慢そうに歩きます。
さて、「仙洞御所」は、退位された天皇が住まわれた御所。こちらに住まわれたのは、あの「修学院離宮」を造られた後水尾上皇。
「さすが後水尾上皇…」と、美意識の高さを存分に感じさせる素晴らしさです。
江戸初期に建てられた「仙洞御所」の北側には、同時期に後水尾上皇の皇后にあたる東福門院(徳川秀忠の娘、和子さん)の女院御所も建てられました。度重なる火災により、現在ある建物は、2つの茶室のみ。だから、広いお庭の魅力が存分に楽しめます。
「わーやっぱりスゴイ紅葉…」とミモロは、目の前に広がる景色に思わず感激の声を。
北池を水鏡にして、周囲の木々の紅葉が、池の面を赤く染めています。
このお庭をもともと造園したのは、あの有名な小堀遠州。でも、彼の作った部分は、現在は、あまり残っていないそう。また、曲線など、やわらかなカーブがお好みだった後水尾上皇は、あまり彼の造園がお気に召さなかったとも…。
ミモロが訪れた日は、晴天に恵まれて、池の周囲の紅葉がいっそう鮮やかに見えます。池には青空も映り込み、その景色の美しいことと言ったら…。
「宮内庁の管轄だから、お手入れの気合が違うきがする…」とミモロ。楓の木、一本一本の偉ぶりの見事さは、感動ものです。
「仙洞御所」の見学は、まず北側のエリアから、北池の周囲を歩きます。
歩くごとに、次々に現れる景色に、ただ目を奪われるミモロです。
だから、みんなからちょっと遅れ気味…。
「先頭からかなり遅れてますから、急いでください…」と、最後尾の係りの人の声に、「いけない・・・前の人より、かなり遅れちゃったー」と、慌てて急ぎ足で歩きます。
池では、水鳥が、気持ちよさそうに紅葉に染まった水面を泳いでいます。
「なんて、ステキな景色なんだろ…。やっぱり「仙洞御所」って素晴らしい…そう思わない?日本って、本当に美しいでしょ」と、案内している外国人に語りかけながら、まるで自分の庭のように自慢するミモロでした。
ほら、またみんなから遅れてるー。見学は、グループ行動…景色に見惚れるミモロは、気づくと、いつも一番最後…「だって、あまりに美しいんだもの…」
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