京都の紅葉の名所は、数々あれど…。一度は見ておきたい場所と言えば、「金閣寺」です。
「ここには、前にも来たことあるけど、紅葉のシーズンは、まだなかったー」ということで、ミモロは、15時過ぎの到着を目指して出かけました。
お寺の入口で拝観料400円を払うと、お札をいただきます。これが、金閣寺の拝観券。家にお祀りするお札です。
さて、一歩、境内に入ると、すぐに紅葉の鮮やかな色が目の前に広がって、その美しいこと。
「まるで赤い絨毯みたい…」すでに散りはじめた楓が、地面を覆っています。
「はい、こちらで見てください…」と係の方に促されて進むと…。
「わーキレイ!」とミモロが思わず声をあげました。
鏡湖池には、金閣がその姿を池の面に映しています。その周囲の紅葉が、金色の建物と見事に調和して、その景色は、まさに感動もの。
「わーまるで絵葉書みたい…」
ミモロが、訪れた時刻は、太陽が西に傾き、そのオレンジ色の光が、まさに金閣に射し込み、建物全体が、まばゆいばかりに輝き、目を細めてしまうほどまぶしい光を反射します。
「わーまぶしくて目が開けられない…」とミモロ。
建物に反射した光は、池の面に金色の帯を広げます。
「この時間に来てよかったねー。きっと一番いい時間だよー」と周囲の観光客も、ミモロが思うのと同じことを口にしています。
そう、まさにその通りかも…。金閣に反射した光が、池の面に輝くのは、ほんのわずかな時間で、ミモロが、ちょっとほかの場所に移動して再び戻った時には、すでに見えなくなっていました。
「西日に当たると、金閣って本当に輝くんだねー」と、やや輝きが薄れた金閣を改めて見上げると…「あれ?何か上に乗ってるー」
屋根の上には、金色の鳳凰の姿が、でも確かにその上になにかいる感じ…。
よく目を凝らしてみると…
なんと鳳凰の頭の上にカラスが止まっています。
かなり罰当たりなカラスですが、自分が鳳凰になったように、胸をはって堂々と。
「あのカラス、きっと鳳凰気分だねー。あそこから何が見えるんだろ?」と、ミモロは、カラスをちょっと羨ましそうに眺めます。
さすが紅葉の名所とあって、境内の至る所に、見事な楓が聳えています。
「今年は、本当に去年より紅葉が進んでるー」。楓の紅葉は、すでに散り始め、枝に残る葉も先端が縮れて…。今週末が、盛りの最後かも・・・・。
「やっぱり一度は見ておいてよかったー」とミモロ。
ミモロの目には、まばゆい金閣の輝きと鮮やかな紅葉が、焼きついているようです。
*金閣寺の紅葉見物のおすすめは、やはり15時頃から16時頃。太陽が西に傾く時間です。きっと朝日も美しいのでしょうが、残念ながら、朝日がさす時間は、まだ一般公開がされていません。なので、狙い目は、やはり夕方。17時まで拝観できますが、16時30分を過ぎると、太陽が西山に入ってしまいます。その前のわずかな時間が、本当に美しい…。ぜひ、その時間を目指して出かけてみてはいかがでしょう?
*「金閣・鹿苑寺」の詳しい情報は、ホームページで。
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