秋の京都は、市内の神社仏閣での特別公開の真っ最中。「今年は、どこに行こうかな?」と、連日、情報を見て思案中。
その中で、まずミモロが訪れたのは、昨日ブログでご紹介した「みなとや幽霊子育飴本舗」のすぐ近くにある「六波羅蜜寺」です。
「ここは、秋の特別公開ではなくて、なんと12年に1度、辰年に御本尊の十一面観世音菩薩が御開帳されるんだってー」
そもそも「六波羅蜜寺」は、応和3年(963)に、空也上人が開いた真言宗智山派の古刹。西国33か所の第17番目の札所です。
ここには、重要文化財の仏像も多く、なかでも運慶の四男、康勝作の「空也上人立像」や、平清盛坐像など鎌倉時代の見事な彫刻を拝見することができます。
御本尊の十一面観世音菩薩は、平安時代の作で国宝で、なんと12年に1度、辰年にのみ御開帳されるのです。
日頃は、秘仏としてお厨子の奥にいらっしゃる御本尊。直に拝め、そのありがたさもひとしお。
御本尊の御開帳と共に、12年に1度のものがもうひとつ。
それが「淵龍(えんりゅう)」と書かれたお札の配布です。
御開帳が始まった11月3日から5日までの3日間は、無料で配布され、それを本堂で、祈祷して頂き、ご法印を押していただきます。
今回は、紫色のお札。前回の2000年は、緑色で、全部で5色のお札があるそう。
このお札は、六波羅蜜寺の前の池にいた暴れ者の龍を空也上人が改心させ、その後、人を守るいい龍になったことに由来します。
特に家運の隆盛のご利益が強いとの評判。家の玄関の内側の高いところに貼ると、そのご利益が頂戴できるそう。
無料配布の3日間は、大勢の人が訪れて、お札を頂き、御祈祷済ませと印をいただくのに、3時間かかったという噂も。
でも、ミモロが訪れたのは、その無料配布期間を過ぎた日で、本堂にて、1000円納め、御祈祷済みの印を押したお札を求めることができました。
「これさえあれば、家運隆盛まちがいなし!」と、大喜び。
「玄関に貼る時、北向きにならないように注意してください」とお寺の方。
「えーとミモロの家の玄関は、東にあるから、大丈夫だーよかったー」。
「六波羅蜜寺」には、金運にご利益のある弁天様もおいでになります。
そこにも、ミモロは、もちろん参拝。
また、境内には、体の支障がある部分をなでると、よくなると言われる「なで牛」も。
「最近、肩こりがひどくてー」とミモロは、牛の肩の部分に抱きつきお願いを。
「明日、さっそくお玄関にお札貼らなくちゃ!」と頂いたお札を抱え、いそいそとお寺を後にしたミモロです。
*「六波羅蜜寺」の御開帳は、12月5日まで。12年に1度なので、お見逃しなく…。詳しくは、ホームページをご覧ください。
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