「今日は、ポカポカしたお天気で、気持ちいいねぇー」と、まだ、桜がキレイな岡崎エリア。
ミモロは、トコトコと「京都市立美術館」の横を通り、疎水沿いに歩きます。
この日は、5月を思わせる強い陽射し。ミモロは、今年初めて、麦わら帽子をかぶってお出かけです。
向かったのは、「京都市動物園」。この日は、「まいまい京都」という京都の住民がガイドする町歩きのイベントへの参加です。
「ミモロちゃんは、初めての参加ですね。楽しんでくださいねー」と、「まいまい京都」事務局の阿比留優子さん。
京都に住む人たちが、企画・実施するツアーだけに、大手旅行社が企画するツアーとは一味違った、よりディープな京都に触れられるイベントやツアーが揃っています。
「何回か参加すると、記念バッジももらえるんだってー」
*「まいまい京都」の情報は、facebookの mmkyotoで。
さて、この日の参加料は2500円で、「京都・岡崎年代史」という「京都岡崎魅力づくり推進協議会」が編集・発行した、岡崎エリアのすべてがわかるガイドブック付き。(通常500円で販売)
さらに、動物園から,かわいい動物のポストカードもプレゼントされました。
さて、参加者20名は、動物園ツアーに出発です。
まずは、ライオンやジャガーなどがいる「もうじゅうワールド」へ向かいます。
今日はポカポカの陽気。みんな気持ちよさそうにお昼寝。
「だれも起きてないくて、ちょっとがっかり…。でも、眠くなる気持ちよくわかる…」と言いながら、ミモロも思わずあくびを…。
起きていたのは、ツシマヤマネコ。
「みんな、同じネコ…仲間だよ。かわいい目…」と、親近感を覚えるミモロ。
ツシマヤマネコは、長崎県の対馬だけに生息する野生のネコ。生息環境の悪化やイエネコなどからの病気の感染ほかにより、絶滅が懸念されているそう。
「仲間が減っちゃって、淋しいねぇー」と、同じネコとして心配するミモロです。
ツシマヤマネコのことを、わかりやすく理解する掲示や展示がいろいろ。
今回、動物たちのことを、いろいろ教えて下さるのは、獣医さんの坂本英房さん。
京都市動物園で、25年にわたり動物たちのお世話をなさっているそうです。
いよいよ次に、一般では入れない 動物の世話をするバックヤードへ入ります。
「ここで、動物さんたちのご飯を作るの?」。食べ物関係が気になるミモロ。
建物は、ジャガー、ライオンなどが寝ていた場所の後ろ側。
重そうなドアを開けて中へ。「まず、ここでこのモニターで動物の位置を確認します。どこにいるか、しっかり確認してから、中に。万が一、それぞれの部屋から出ていると大変ですから…」と説明が。
いる場所を確認して、鍵を開けて、さらに中へ。
「なんかドキドキしちゃうねぇー」と言いながら、ミモロも奥へと進みます。
「ウー臭いー」と、鼻を抑えるミモロ。動物特有の強い臭いが立ち込めています。「なんか気持ち悪くなりそう…ムー」でも、しばらくすると、抑えていた手も放し、みんなの足元を歩き回っています。大丈夫?「何が?」とケロリ。鼻が臭いに馴れて、臭さを感じなくなっています。ほかの人たちも同じ…「人間の脳が臭いを感じなくさせているんですよ」と坂本さん。
みんなが坂本さんの動物の説明を熱心に聴いているそばで、「あれ、なんか見つめられている感じ…」と、ふと振り返ると、真っ黒いものが、ミモロを見つめています。
「ウ!」と一瞬驚いたミモロ、でもよく見ると「あれークマさんだったのー」。
ここにいたのは、ヒグマの愛ちゃん。新しいクマ舎ができるまで、「もうじゅうワールド」の一室を間借りしているそう。「お鼻がツヤツヤしてるんだー」と、近寄るミモロ。愛ちゃんは不思議そうにミモロを見つめていました。
「わーこれなんだろ?」と次にミモロが興味を抱いたのは、頑丈そうな檻。
動物を移動させたり、治療するために一時的にいれるものだそう。
気付くとミモロは、その中に…。
遊んじゃダメよー。小さなミモロは、自由に出入りできてしまいます。
「では、次に4月6日から、一般公開される新しい施設の「アフリカの草原」に行きましょう」
坂本さんの後に続いて、できたばかりの施設へと。
ミモロたち一行を、まぶしい陽光がすっぽりと包みます。
「どんな施設なんだろ?ワクワクしちゃう…」弾むような足取りで、みんなの後に続くミモロです。
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