ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

本日オープン。「京都市動物園」の新しい施設「アフリカの草原」。動物たちがより身近に。

2013-04-06 | イベント


京都の住民がガイドする「まいまい京都」の「動物園のバックヤードと新施設『アフリカの草原』見学ツアー」に参加したミモロ。
「もうじゅうワールド」のバックヤードを見学した次は、いよいよ本日12時にオープンする新施設「アフリカの草原」を、一般公開前に、一足先に見学します。


「アフリカの草原」は、「京都市動物園開園110周年」の新「京都市動物園構想」のひとつ。
キリン、シマウマ、カバ、フラミンゴなど、アフリカの草原に住む動物たちが、よりノビノビとした環境で生活し、また来場者が、以前より動物の生態をよく知ることができる施設です。

動物園の敷地の南西角、疎水沿いにできました。

見学ツアーを先導するのは、獣医の坂本さん。

動物の生態や、動物園でのいろいろな出来事などを、お話くださいます。興味深いお話に、参加者は、熱心に耳を傾け、いっそう動物への興味を深めて行きます。


ミモロたちが、「アフリカの草原」で最初に出会ったのはキリン。
以前より広々したスペースにお引越ししたキリン。「なんか前より楽しそう…ここだよーキリンさん」と手を振るミモロのそばに、ゆっくりとした足取りで近づいてきました。

「キリンさんって、まつ毛が長くて、すごくチャーミングな目をしてるよね。まるでまつ毛のエクステしてるみたい…いいなぁー」。クルリとカールしたような長いまつ毛は、ミモロの憧れです。

ここには、親子3頭のキリンが…。そしてママのキリンのお中には、赤ちゃんがいるそうです。
「キリンの赤ちゃん生まれたら、見に来なくちゃー」。誕生が楽しみですね。

さて、ここで、坂本さんが見学者にクイズを…「キリンの踵は、どこでしょう?」

「えー地面についてる所の少し上の出っ張ったところかな?」とミモロは、心の中で思います。
正解は、足の中ほどの膝のようなところまでが、踵なのだとか。「関節の動く方向が、膝とは逆ですね」と坂本さん。
「うー確かに…前に曲がるんだー。と、いうことは、キリンさんが靴って、すごく大きくなっちゃうー」とミモロ。

次ぎに見たのは、美しい色の羽を纏ったフラミンゴ。

以前は、動物園の北側にいたフラミンゴは、いっきに日当たりのいい南側にお引越し。
「疎水のすぐ脇だから、外からも見えるかも…」

「フラミンゴさんの羽のいろ、ミモロ大好きな色…こんど、あんな色の洋服がほしいなぁー」と。
こちらも前より広いスペース。そしてより多くの人に見てもらえる場所で、フラミンゴもうれしいかも…。

そして、さらに進むとー

「あ、カバのツグミちゃんだー」大きな口を開けて、近づいて来ます。

「カバは、一見動きが鈍そうですが、実は、走るのは、とても早いんですよ」と。
「カバは、見かけによらないねぇー」とミモロ。

こちらも、グッと日当たりがよくなった住まい。専用のプールつきの豪邸です。

そして、最後にグレビーシマウマを見学。
「シマウマのストライプってオシャレー。ちゃんとタテガミとボディーのカラーリングが同じになってるー」と感心しきり。

お隣は、キリン一家のお住まい。ときどき上からキリンが覗いています。
「キリンとシマウマ、どっちがたくさん耳を動かしていますか?」と坂本さんのクイズが…。
「えーっと…」じっとシマウマの耳を見つめるミモロです。

「シマウマの方が多い…」とミモロは、思いました。答えは、「シマウマ」。「当たったー」とニッコリ。

肉食動物に、襲われる危険が高い草原で、シマウマは、常に耳をピクピク動かして、周囲のわずかな変化も感じるように警戒しているそう。一方キリンは、背が高いため、見通しが効くので、それほど聴覚に頼らなくても危険を察知できるのだとか。

「ミモロは、嗅覚には自信があるのー。美味しいものは、すぐ見つけられるよー」と、鼻をピクピク。

「アフリカの草原」は、高い位置から、動物たちの行動観察ができるようになりました。

「ここからの眺めもいいねぇー」まだ、桜が町のあちこちに見られ、そして東山の山々の稜線が見渡せます。

見学ツアーの締めくくりは、石の階段。

実は、この石、平安時代のもの。
「京都市動物園」の敷地は、平安時代の白河上皇の院政の舞台となった「六勝寺」という広大な寺院があった場所。ここには、なんと81メートルという「八角九重塔」が聳えていたそう。
「えー現在、京都で一番高い塔は東寺の五重塔の、確か55メートル。それよりかなり高い塔があったんだー」と、驚くミモロ。さて、この石は、その当時使われていた石だそう。ちなみに、現在観覧車がある場所が、塔の立っていた所だそう。動物園の下には、平安時代の地層があり、平安時代の遺跡が残っているのだとか。


「言われなきゃ、普通の石だと思って見過ごしちゃうよねー」と。

「岡崎年代史っていう本を頂いたらから、お家で、もっと岡崎のこと勉強しようー」とミモロ。

今回の見学ツアーは、「京都岡崎魅力づくり推進協議会」が共催しています。
「ミモロちゃん、楽しかったですか?」と、その協議会のサブマネージャーの藤井容子さん。

「はい、すごく楽しかったー」とミモロ。

また、見学ツアーの様子を取材していたのは、「月刊 茶の間」という京都発の情報誌を作っているみなさん。

「楽しかったですねー」と、春の強い陽射しをまぶしそうにしながら、目を細めて微笑んでいました。

動物園を愛する人たちが楽しみにしていた、新施設のオープン。将来的には、レストランやカフェもできて、夜でも寛げる場所になる計画があるそう。より多くの人たちが訪れる場所になるのでは…。
「早く、ここでお食事したいなぁー」と、ミモロは、その日が楽しみでなりません。

見学ツアーの後も、ミモロは、動物園の中をトコトコと。「ゲンタロウ君どうしてるかな?」とニシゴリラのいる類人猿舎へ向かいます。

「わーずいぶん大きくなったー」。もう白いオムツもしていません。でも、まだママにピッタリくっついて…。「甘えん坊だねー」と、ミモロは、久しぶりに会ってうれしそう。

「今、チンパンジーの赤ちゃんもいるんだってー」と、。こちらは、ママの胸に抱かれていてよく見えません。わずかに小さな手が動くのがわかりました。


気持ちよさそうに寝ているレッサーパンダのそばを通り、ミモロは、動物園を後にしました。

疎水では、遊覧船の「十石舟」が、桜並木のそばを進んでいます。
「今年の桜は、もうじきおしまいだねー」初夏のようなお天気で、桜は満開。週末のお天気の崩れで、一機に散ってしまいそう…。


また、紅しだれも満開に…「明日は、この春最後のお花見に行こうー」と思うミモロです。

*「京都市動物園」の詳しい情報は、ホームページで。


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コメント (3)
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