今年の桜の開花は、昨年よりも早め。ミモロの住む岡崎エリアのソメイヨシノは、おそらく今週中が盛りを迎えそう。そんな時期、東京からミモロのお友達が京都に桜を見にやってきました。
「ミモロちゃん、久しぶりー。よかったら桜のキレイな場所、案内してくれない?京都は、プライベートで来たことないから、よくわかんなくて…」という電話を受けたミモロ。「まかせてー」とお返事を。
あまり時間がないというお友達。「えーっとどこにしようかな?ちょうどしだれ桜が咲きはじめた頃だし、京都らしい感じも楽しめるし、それに時間がない人には、京都駅にもアクセスがいいところを選ばなくちゃ…」と、考えた末、選んだのは、ごくご近所の「平安神宮」です。

地下鉄の東山駅で待ち合わせしたミモロは、白川沿いに「京都国立近代美術館」方向に歩きます。

「ねぇーここの桜、キレイでしょ?」ミモロ自慢の景色です。「うん、こんなきれいな水の川が町に流れていて、桜が枝を伸ばして、ホント、いいねぇー」と。しばし、景色に見惚れるお友達の横で、ミモロは、嬉しそう。
神宮道を歩き、いよいよ「平安神宮」へ。さすが日曜、大勢の観光客が、白砂の上に。
「わー左近の桜が咲いてるー」。先週来たときには、まだ蕾だった左近の桜も、こんもりと薄いピンクの花に包まれています。

「この丸い形いいよねーお雛様の飾りみたいでー」。
そして社殿の屋根には、しだれ桜が、まさにしなだれかかっています。

「わーしだれ桜も咲いてる…神苑の景色が期待できるねー」と、ミモロは、お友達の期待を裏切らない美しい景色を見せて上げられると、自信をもった足取りで、神苑の入口へと向かいました。
「やっぱりー!」

神苑入口の脇の大きな紅しだれ桜。まだ8分咲きという感じですが、昨年よりかなり早め…。
「キレイですねぇー」とお友達からも感激の声。
毎年恒例の「平安神宮 紅しだれコンサート」。昨年は、開催期間中、あまり桜が咲いていなくて、ちょっとがっかりしたもの。でも、今年は、逆に開花が早くて、4月10日~13日の期間中、花がもつかどうかの心配も…。人間の予定通りに行かないのが自然。「でも、散りかけも素敵だよねー」とポジティブなミモロです。
紅しだれは、花の咲き初めは、色が濃い目、しだいにその色は、薄くなって行きます。


「細雪の世界だねー。振袖着てくれば、もっと気分も盛り上がったかも…」と思うミモロです。
今週末が、きっと満開。夕暮れ近く、西に陽が傾いた頃がミモロの好きな時間帯。
「お日様の光も赤みを帯びていて、桜がいっそう艶やかに見えるんだよー」と。
さて、お友達を先導し、神苑を巡ります。

「こっち、こっち…」ミモロの背中にも自信が…。
時折、足を止めて、桜を見上げて、うっとりと…。


「ねぇ、キレイでしょ!ゆっくり楽しんでねー」と、まるで自分の庭を自慢するような顔つき。

池を渡る「泰平閣」という橋からの景色も、いつもながら雅です。

大勢の観光客が、橋の両サイドの腰掛に座って、池に映る桜を眺めています。
ミモロも、ずらりと連なる人の間を見つけ、欄干の隙間から、池を眺めます。

しばらくして、そばの人が席をたち、やっとゆったりと景色を眺められました。

「やっぱ、いつ見てもいいねぇー。桜が2倍楽しめるー」と、池の水面に映る桜にうっとり。


「どう?桜楽しんでる?」とお友達に尋ねると、「もちろん、やはり京都の桜は、風情があっていいねぇー」と、お友達も大満足のよう…。
(ホントは、今週末の方が、もっと咲いて、すごい景色なんだけど…今日しか見られないお友達には黙っておこう)と。だって今の景色が、素晴らしいと思えば、それが一番!と、ちょっと大人の配慮を見せるミモロです。
その後、ミモロは、野村美術館裏、南禅寺、インクラインというお気に入りの桜コースを案内。

「ミモロちゃん、どうも今日はありがとう…すごく楽しかったー」と、お友達は大満足。地下鉄東西線の蹴上駅まで見送ったミモロは、嬉しそうな足取りで、三条通を西に下って、お家へと戻ります。
「さぁ、おうちでもお花見しよう…」

実は、ミモロのおうちの窓は、今、一面の桜。「ずっと咲いてるといいのにー」。毎朝、起きるとすぐに、桜の花をチェックするミモロ。
「よかったー。まだ咲いてるー」と…。来週には、散ってしまう桜。ミモロは、気がかりでなりません。

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