京都の花街のひとつ、四条通を南に下がる鴨川近くにある宮川町。風情ある町家が続く京都らしい地域です。
その一角にある扇子や扇の専門店「扇や 半げしょう」。ミモロは、そこでステキな扇子を見つけました。
こちらの店長さんの吉尾佳世子さんに案内されて、お店の2階へ上がることに。

1階のお店から、2階に上ると、町家らしく板張りのスペースを挟んで、両側にお座敷があります。

「どうぞ、座って下さい…」と言われ、ミモロは、緋毛氈のそばの座布団に。

「これ、なんだろ?」と、緋毛氈に置かれたものに興味を…。
「これは、投扇興というお座敷の遊びですよ」
投扇興というは、江戸時代に京都で始まったと言われるお座敷でおこなう対戦型のゲーム。枕と呼ばれる桐箱の上に置かれた銀杏のような形の蝶と呼ぶ的を目がけて、1メートルほど離れた位置から、扇を投げ、その落ちた形によってポイントを競います。
ここ「扇や 半げしょう」では、昔ながらの遊びを楽しんでもらうために、予約すると体験ができるんです。
「ミモロちゃんもやってみますか?」


「はい、やりたい!やりたーい!」と即、お返事。まずは、扇の持ち方を習います。

扇のかなめの部分を持って、紙飛行機を飛ばすような感じで、扇を目の前の「蝶」目がけて投げます。
ミモロは、狙いをつけて「エーイ!」と扇を勢いよく飛ばすと…

見事、「枕」の上の「蝶」に命中!「やったー!」と大喜び。

命中させることも大切ですが、問題は、落ちたその形。「枕」「蝶」「扇」の3つがどんな形になっているかで、ポイントが異なります。

ポイントを示す説明書から、似たような形のものを探すミモロ。

「うーどれだろ?」点数の付け方や、落ちた形の名称など、いろいろあるそうですが、ここでは
ミモロの場合、「扇」と「蝶」が、ただ落ちただけなので、「花散里」で0点。
「えー」と、ちょっと残念そう。

「なかなかむずかしい…技術がいるねぇー」と。思うように「扇」が飛ばないからこそ、面白さも…。
お座敷に飾られた舞妓さんが投扇興をしている人形を見て、「こういう風に投げるかけねー」と、自主トレを。

「わー楽しかったー」と、京都らしい雅な遊びを満喫したミモロの背中には、満足感が漂うよう。

京都に来たら、ぜひ一度、体験を。
舞妓さんを呼んで一緒に遊ぶこともできるそう。
体験は、予約制で、2500円。舞妓さんをお願いすると、2万円~。
ここでは、他に、扇面に自分で絵を描き、後日、扇子に仕上げて送ってくれる「絵付け体験」も。
扇や扇子の魅力を、いっそう感じられるお店です。
*「扇や 半げしょう」の詳しい情報、また、体験などにかんする情報などもホームページで

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