京都の町中、六角通と柳馬場通にある「鈴木松風堂」。1階は、和雑貨のお店、そして2階は、紙の体験工房になっています。
ここは、お友達に「いろいろ面白い紙でできた雑貨があるから、行ってみてー」と言われ、さっそく出かけることに。
大きな店構えのお店。中に入ると、広い店内には、本当にいろいろな品が並んでいます。
壁面には、和紙がずらり。
ベトナムで作れたという白い紙は、表面に模様が浮き出た、とてもニュアンスのある紙。
「わーいろんなものがあるー。これ全部紙でできてるの?」
この「鈴木松風堂」は、明治26年の創業。初代の鈴木宇吉郎が、上海で手にした万華鏡をきっかけにお店をスタートしたそう。そのため、お得意は、螺旋状に紙を巻いて作る筒。以来、紙筒を中心に、さまざまな紙製品を開発。紙の無限の可能性を追求し続けています。
紙というと、一見弱い素材のような気がしますが、その強度、耐久性、幅広い応用力など、なかなか侮れない素材。
紙筒がお得意のこのお店には、紙でできたキッチン雑貨がいろいろ。
筒状の入れ物の定番、茶筒をはじめ、シュガーポット、携帯用の七味入れ、そして…やや長めのものが…
「これ、なに入れるものですか?」とミモロ。
「それは、パスタケースです。1人前100グラムのパスタが取り出せるように、口の部分に中蓋があるんですよ」と。
紙筒は、湿気を吸うため、中のものが、湿りにくいそう。砂糖、塩、お茶など、湿気を嫌うものを収納するのに適しています。
「紙の模様はいろいろあるから、選ぶ範囲がすごく広い感じ…。キッチンにこんなケースがあったら、楽しくなるね」と。そう、モダンなものから、和風のものまで、いろんな模様から選べるのが魅力です。
ここの和紙は、京友禅の染めの技法を使った型染紙。手作業で、丁寧に染めてゆくもの。
「だから、温かい感じがするんだー」
「わーこの紙皿ステキー」
紙皿は、白いものが一般的。でも、こんなにカラフルなら、食膳が楽しくなりそう。
さて、筒状のもので、ミモロが注目したのが、かなり長めの筒。
これは、ポスターなどを巻いていれるケースです。
大きなポスターや写真など、折ることができず、でも広げたままだと、しまいにくいし、傷みやすい…。そんなお悩みを解決するポスターケースです。
「これ、いいかも…」写真をしまうのに、悩んでいたミモロです。
また、筒だけでなく、箱状のものの種類も豊富。
大きな箱から小さな箱まで、サイズ、模様が、いろいろと。
「えーこんなものも紙でできるの?」最近登場して評判なのが、スマートフォンケース。
4枚セットで、変更も簡単。
「気に入ったもの見つかりましたか?」とお店の方。「はい、いろいろあって悩んじゃうー」と。
シンプルで、フォルムの美しいケースは、プレゼントを入れるのにいいかも…。
「紙の可能性ってすごいねー。何しろ品数が多くて…見るのが大変でも、楽しい…」
2階では、気軽に参加できる「紙の体験工房」が。自分の好みの紙を選び、茶筒や万華鏡ケースを作ったり、柄がデザインできるあんどんづくりなど、所要時間60~120分の体験が。当日予約も受け付けているそう。京都の旅の思い出に、また、お土産探しに、ぜひ…。
*「鈴木松風堂」の詳しい情報は、ホームページから。
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