鴨川沿いのサイクリングを楽しんだミモロは、帰り道に、下鴨神社の近くで、「止めて~」というと、ピョコンと自転車を降りました。どうしたの?「あのね、ちょっとこのお店覗いてみたい~」と。


ミモロが向かったのは、ウィンドーに布と洋服が飾られた小さなお店…漢字で「遊布 Yuufu」という看板が。
おしゃれが気になるミモロ…さっそくお店の中へ。



「お洋服のお店…でも、それだけじゃないみたい…なんかおしゃれな雰囲気…」とミモロは、お店の中を見渡します。
お店の棚には、秋冬ものの洋服のほかに、ずらりと並ぶ色とりどりのコットン生地。



「なんか素敵なプリントがいっぱいある~」とミモロは、その生地に夢中に…。
ここにお店ができて十数年になるそう。もともといろいろなプリント生地を扱い、今はやっていませんが、パッチワークなどのお教室もなさっていたとか。
パッチワーク用の小さくカットされた布や、パッチワークで作られたうさぎさんが…。


このお店に、ミモロが心惹かれたのは、その素敵なプリント生地。ほとんどがアメリカ製です。
「これは、町の建物と、その建物の窓をデザインしたもの…楽しいでしょ!」とお店をなさっている谷岡さん。

「こっちも面白いですよ…」キーボードをデザインしたもの。

「こういう布でお洋服作りたいなぁ~」とミモロ…。
日本製のプリント生地でも素敵なものはありますが、欧米のプリントとは、色使い、パターンなど趣が異なります。どうしても、プリントというと日本製は、子供っぽかったり、反対にやたらデザインを組み合わせたものなど、なかなか気に入ったものに巡り合えないミモロです。
「ここのお店のプリントで夏のワンピース作ったら素敵…」と、想像するミモロ。昔、よく着た、ピケやサッカー生地やポコンと膨らみがある生地など、上質感漂う布もそろいます。



「こういうの素敵…」

手づくり好きには、見逃せないリボンやレースもいろいろ。


洋服全体からみると、占める割合の小さなものですが、その効果は、大きなもの。使い方で、洋服の印象は、がらりと変わります。
「これも素敵~」手芸関係の小物やインテリアにも、ちょっとアンティークぽさが漂います。


京都には、素敵なプリント生地を扱うお店が残っています。手づくり好きは、ぜひ京都でそういうお店をまわっては?
「ミモロの服も作ってね~」。はい、少しずつね~。ミモロの服は、全部手作り。体型の問題から既製服がありません。
「ミモロちゃんのお洋服…素敵…」といわれると、ちょっとうれしくなります。
ミモロでさえ、着るものでその印象は大きく変わるもの。和服も、ミニ着物の先生が仕立ててくださる本物志向。だから、素敵に見えるのです。
店内には、布のほかに、イタリア、フランス、スペインを始め、国内で作られた洋服がいろいろ。すべてお店の方のセレクション。


コートやマフラー、スカートやインナーなど、洗練されたデザインの品々が並び、つい欲しくなってしまいます。
「わー気持ちいい~」と、思わずミモロは、頬ずり…


ずっと着られそうなコートです。
流行を意識しながらも、服には、普遍のデザインがあります。

では、ここで、ミモロの新作秋冬ファッションをご紹介…。
まずは、柿色のお出かけワンピース。ハリのあるシルク素材は、和装小物の「きねや」さんからいただいた帯生地のはぎれで…。バルーンフォルムのスカートがポイントで、アクセントの緑のラインを入れました


ブリティッシュな雰囲気のスカート。
子供服の「青野」さんから頂いた、子供服のはぎれで作りました。ポイントは、プリーツスカート。たっぷりプリーツを取ったので、スカートの広がりが大きく…。


秋が深まる日々…おしゃれがしたくなる季節の到来です。
*「Yuufu」京都市左京区下鴨宮崎町112-1 075-705-3801 12:00~18:00 日曜・祝日休み、ほか不定休
下鴨神社から徒歩5分。出町柳駅から徒歩10分ほど。

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