台風が去った京都の町は、青空が戻ってきました。「ねぇ~すごくいいお天気の日だから、自転車で鴨川沿いを走ってみたい…」とミモロ。そこで、ミモロを積んで、鴨川へと出かけました。
「わーいい気持ち…」澄み切った青空が広がり、爽やかな風が吹き渡る川沿い。岸には、ずっと自転車が走れる道が続きます。
ビューン、ビューン、少しは速く走れるようになった自転車…やっとミモロの望み通り、風を切ることができるようになりました。
時々「止めて~」と叫ぶミモロ。そしてピョコンとハンドル部分から降りて、川のそばへと進みます。
貴船など上流から流れてくる水は、台風の後ながら、すでに澄みきり、いつもの美しさに戻っています。
「あ、秋…」土手に植えられた木は、色づき始め、そして、まぶしい陽の光を体中に受けて、本当に気持ちよさそうなミモロ。
「なんか眠くなっちゃう…ここでお昼寝したい…」え?いいのもっと先に行かなくて…。
「ダメ~ここで寝てる場合じゃなかった…」とミモロは、再び、自転車にジャンプ。そしてしばらく川沿いを上流へ。
「ここで止めて~」と、ミモロ。そう、川に亀の飛び石があるところです。
近くに橋はあるものの、歩く人には、ここを渡って、対岸に行くのが、一つの楽しみ…。
ピョン・・・ミモロも石に飛び移ります。
ミモロが乗ったのは大きな亀の背中
それから、次々に飛び石をジャンプ…。さすがネコ、なかなか俊敏な動き…。
「ここ気持ちいい…」亀の首に座ったミモロ。「亀に乗って竜宮城に行くの…」と。あの~ここは海じゃなくて、川…それに、亀を助けないと、竜宮城には行けません。何もしないでは無理…。でも、竜宮城に行かなくても、ここでも十分素晴らしい景色が楽しめます。
川の上流に見えるのは、下鴨神社の森…そして遠くに北山が連なっています。冬になると、雪をかぶった白い山々が見られます。
今日は、青空を映して、川の色も青さを増しているよう…。
ミモロが乗った亀の体に、流れる川の水があたり、まるで亀は、泳いでいるよう…。
「さぁ、もっと上流に行く~」とすっくと立ち上がったミモロ。
うちから、自転車で、15分ほどで、こんな素敵な景色に浸れるなんて、本当に幸せ…。
「やっぱり京都っていいね~」と。京都には、歴史的建造物や素晴らしい工芸品、優れた日本文化、食など触れるために多くの人たちが訪れます。もちろん、それらも魅力です。でも、それらを包み込むような、自然環境があってからこそ…。京都に暮らして、何より幸福なのは、こんな素晴らしい自然が身近にあることなのです。
あら?歩いてゆくの…
トコトコと一本道を歩き始めたミモロ…。
「自転車もいいけど、お散歩も気持ちいいよ…」
ミモロの大好きな自然観察には、自転車は速すぎるよう…。草の中を歩いては、緑の香りを吸いこんでいます。
「到着…」
ミモロは、どこに立っているかといえば…
やっぱり亀の背中でした。亀の飛び石は、ここにも…。「亀だけじゃなく、チドリもいるよ…」
台風の時は、この石が水で見えなくなるほど、川の水位は上がります。また、飛び石ジャンプをしばらく楽しんだミモロは、自転車で、さらに上流へ。
「わー秋だね~」川の畔には、ススキが揺れ、秋の花々も、土手に彩りを添えています。
ミモロは、北大路通までやってきました。
この先は、植物園が…。もう、そろそろ帰りましょ…。
「もっと行きたいけど…」と、ちょっと名残惜しそう…。
はい、橋の上で記念撮影…
帰り道は、なだらかな下り坂…あまり漕がずに帰れます。よかった~
「また、来ようね~」はい、またね…
今年は、自転車での紅葉見物も楽しみなミモロです。
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