京都に戻ったミモロは、さっそくお友達からいただいた招待券をもって、祇園の歌舞練場に出かけました。28日と29日の両日、開催されるのは、京都の味を代表する老舗や名店が集まり、その自慢の品々を展示する「京名物 百味会」です。



「歌舞練場は、『都をどり』の時、来たことある…舞妓さんや芸妓さんが、芸を披露する、華やかな舞台で感激しちゃった~」と。

さて、この日は、5年に一度の「京名物 百味会」が開催されます。「5年に1度って、オリンピックより少ない開催…。美味しいものがたくさん並んでいるんだろうなぁ~」と、食いしん坊のミモロは、期待に胸を膨らませて出かけました。



会場の入り口付近から、雅な趣の和菓子の細工ものが展示されています。「さすが京都だよね~」。ちょっとだけ京都を離れていたミモロ、やっぱりこういう一流の品々が、すぐ身近で楽しめるのは、なんといっても嬉しいこと…。
今年で65周年を迎える「京名物 百味会」は、京都の食文化のいっそう発展させる目的で、料理、嗜好品、菓子にかかわる約70店が同人となっている会です。
そこには、ミモロも訪れたことがあるお店も多数…。




「あ、知ってる…」展示されているのは、そのお店を代表する銘菓や季節の品、また歴史を物語る貴重な品々など…。





ミモロの大好きなお菓子なども展示されています。「ここは、見るだけね~食べられないんだ~」と、ちょっと期待していたのとは、違うよう…。
でも、抹茶の接待もあり、そこでお庭を眺めつつ、和菓子とお茶をいただきました。


表千家さんのお点前でのお席…「わー銀の茶釜だって、豪華~」

お茶席で一服したミモロは、再び会場内を見て回ります。

和菓子だけでなく、京の食文化を支える食材などの名店も、趣向を凝らした展示を…。




「見るものたくさんで疲れちゃった~」と緋毛氈の上でひと休み。

さて、さらに見てまいりましょう…。




有名な料理店も、その腕を披露しています。




「美味しそう…でも、ここでは食べられないんだ~」と、少々お腹がすきだしたミモロ。
「お友達からもらった招待券に、おそば券も入ってた…」と、その券を握りしめて、点心席・そば席へ。
周囲は、京料理が詰まった点心のお弁当を広げています。「はい、これ…」ミモロは、係の人に、ギュッと握りしめていた、そば券を渡します。「どんなお蕎麦来るのかな?」と、ワクワク。
間もなく、ミモロの前に、小さ目な器に入ったお蕎麦が…。

ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」。京料理は、それを代表する日本人が長年育んできた食文化。
「このお蕎麦も、無形文化遺産なんだ~」。そう考えると、毎日のように和食が味わえることって、なんと幸せでしょう。日本のネコでよかった~と、つくづく思うミモロでした。
「ねぇ、お昼何食べる…?」と、やっぱりお蕎麦だけでは、お腹はいっぱいにならなかったよう。
「ほかの無形文化遺産食べに行こうよ~。うな丼、とんかつ…どれにする?」幅の広さも和食の魅力ですね。
*祇園甲部歌舞練場での「京名物 百味会」は、本日午後4時まで、入場料はお茶席券付きで1000円です。

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