ある日、お友達の家に行く途中、ミモロは、ふと寄り道を…。東大路の東山安井のバス停でバスを降りて、すぐの路地になにやらお店がある看板が…。「なんのお店だろ?」と、ミモロは、そのちょっと暗い路地を入ってみることに…。



「こんばんは~」と声をかけながら、お店の中へ、恐る恐る入ります。



まずは、わかりやすいところからご紹介…「これ野菜の形の土鈴だって…」


干支やお雛様の土鈴も…。
奥から現れたのは、このお店のオーナーであり、土鈴作家の池邊康寛さん。

土鈴は、そもそも縄文時代からあったそうで、装飾、魔除けなどの意味をもつ品。全国各地でさまざまな土鈴が作られています。
今も、よく神社のお守りとして、土鈴を見ることがあります。
いろいろな土鈴がある中で、池邊さんの作品は、なかなか個性的。どこかユーモラスな雰囲気が漂う表情が、ファンの心を捉えます。
「これ、カワイイ…」とミモロが、目を止めたのは、小さな丸い体型のスズメ。


ほかにも、白いフクロウは、フクロウ好きには、見逃せない品かも…。

「なんかお店の中にネコ多くないですか?」とミモロ。確かに、いろんなネコがいっぱい…。定番の招き猫から、他にも…


「ネコ好きなんですか?」「はい、まぁ…お客さんにネコ好きが多いので…」


土鈴ではない、オブジェのネコも種類豊富。


「なんか、こっちには化け猫もいる…」


歌川国芳の百鬼夜行をテーマにした、ちょっとコワかわいい土鈴たち。


今、続々仲間が増えているそう。
京都らしい舞妓さんの土鈴や人形も、お土産におすすめ…。


「よく修学旅行生が、立ち寄るんですけど、最近の子たちって『土鈴』の字が読めないのが多いんですよ。ドスズとか、ツチスズとか…ドレイという言葉が、身近でないんでしょうね~」と池邊さん。
きっと修学旅行生には、京都は、ワンダーランド。今まで暮らしの中で見たことがないものが、たくさんあるのでは…。
歴史的な建造物や仏像などを見ることと同時に、今の暮らしで体験できないものを知る機会にもなっていることを、改めて知りました。
11月23日には、嵯峨造形大学で「もののけ市」が行われるそう。そこにこちらの土鈴も登場する予定だそうです。
*「土鈴工房 野良吉」京都市東山区東大路松原上ル4丁目毘沙門町37-4 090-2083-1075 11:00から19:00頃 不定休

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