ミモロは、久しぶりに京都を離れ、ちょこっと旅に出かけました。行く先は、新宿から、小田急のロマンスカーに乗って、1時間半ほどで到着する箱根です。


昔は、赤と白の車体だった小田急ロマンスカーも、最近は、グッとシックで高級感あふれる車体に…。
駅のホームで、ミモロは、お弁当売り場へ、「お弁当買って行こうかな~」と…。

「あ、ハンス君、久しぶり~元気だった…」「ミモロちゃんも元気そうでよかった~」とふたりは、久しぶりの再会と箱根旅にウキウキ…。


車窓の景色を眺めながら、楽しそう…。
小田急ロマンスカーは、終点の「箱根湯本駅」へ、ここが、箱根への入り口です。


箱根の観光スポットの強羅へは、「箱根登山電車」を乗り継ぎます。今年11月からは、新型車両も登場するそう。いっそう快適な旅に…。
箱根の名所、芦ノ湖へは、強羅から箱根登山ケーブルカーと箱根ロープウェイに乗って、それから芦ノ湖を横断する箱根海賊船などの船で、箱根の関所のある元箱根へと旅するのが、箱根の魅力を満喫できるコースです。
今回、ミモロとハンス君は、車で移動することになりました。箱根湯本から、元箱根への道は、お正月恒例の「箱根駅伝」のコースです。実際、車で走っても、その勾配に驚きます。「ここ、学生さんが走るんだよ…」とミモロ。「え~すごい坂道だね~」と、あの国民的お正月番組の「箱根駅伝」は、来年91回を数えます。毎年、さまざまなドラマがくり広げられる箱根駅伝。ミモロも毎年、欠かさず見ています。今年の予選会も終了し、出場校が決定しました。「駅伝楽しみなんだ~」とミモロ。でも、ハンス君には、いまひとつその感激は、伝わらないよう…。
「ここがゴールの元箱根、そう…晴れてると、湖の向こうに富士山が見えるんだって…」でも、この日は、あいにくの雨模様で、湖には、霧が立ち込め、対岸ですら、かすんで見えます。


「あの鳥居が、箱根神社…パワースポットとして大人気なんだよ」とミモロは、ハンス君に説明します。
「きっと晴れてたら、すごくいい景色なんだろうね~」とハンス君。「うん…」富士山の姿を想像するふたりです。

さて、二人は、そこから車で、仙石原へと移動しました。目的地は、「星の王子様ミュージアム」これは、ミモロの行きたかったところ。ハンス君は、よくわからぬまま、ミモロに従います。「う~なんで日本に来たのに…」との思いも…。



「ここでお茶しようね~」とミモロは、そんなハンス君におかまいなしで、どんどん中へ。



「ほら、これが星の王子様…」そう、ここはフランスの作家サン・テグジュペリのゆかりの品々や彼の人生の軌跡を展示したミュージアム。今年で、15周年を迎える箱根の美術館ブームのはじめのころに登場したところです。
エントランスに聳える星の王子様の像を見上げて、ミモロは、「素敵…」と小さな声でつぶやきます。
「キャーカワイイ…」ミモロは、星の王子様の絵本をモチーフにしたオブジェに夢中。


ミモロ、ハンス君、退屈しちゃうわよ…。
「ごめんねーつい夢中になっちゃった~、じゃお茶する?」とミモロ。「うん、いいよ~」とハンス君。

ミモロは、レストランへ。


「ね、素敵でしょ…」フランスの田舎の風情が漂う庭…ミモロは、大はしゃぎ…。


「うん、まぁね~」と、ハンス君。ドイツのクマには、見慣れた景色でした。それでもやさしいハンス君、はしゃぐミモロをじっと見守ります。

「やっぱり、ここはフランスのお庭だから、カフェオレよね~」とミモロ。


「ミモロちゃんは、京都暮らしだから、たまには、こういうヨーロッパの雰囲気に浸りたいんだね~」とハンス君。

そんな、ハンス君のやさしさを、あんまりミモロはわかっていないよう…。
「プフ~」と、カフェオレの泡を息で飛ばして、美味しそうに飲んでいました。
箱根は、ミュージアムが豊富にそろったエリアです。「箱根ラリック美術館」「ポーラ美術館」「成川美術館」「彫刻の森美術館」「箱根美術館」など、それぞれ素敵な庭園があり、秋は、紅葉が美しく彩ります。
箱根の紅葉は11月初旬からが見ごろだそう。温泉を楽しみならが、食欲と美術の秋が楽しめます。
京都同様、年々外国人観光客が増加する日本を代表する観光スポットのひとつなのです。
京都から箱根へは、新幹線で、小田原から小田急線で。「う~小田原って、のぞみが停まらないから時間かかる~」というのがちょっと問題ですけど…。

ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロ