ミモロが毎年楽しみにしている地元も「粟田神社」の大祭行事がいよいよ始まりました。11日は、祭りの前夜祭ともいえる「神賑行事」が境内で行われます。これは、氏子や訪れる人たちと一緒に、神楽やゲームで楽しんで、神様を喜ばせるもの。



ミモロも、地元の人に作ってもらった法被を着て、張り切って出かけました。「みんなといっしょなの…」と小さな法被を自慢気に着てゆくミモロです。
でも、今年は、猛烈な台風19号が、13日に近畿地方に上陸するとの予想。そのため、本当に残念ながら、剣鉾や神輿が町を巡行する「神幸祭」が中止になることに…。


でも、お祭りが、中止になるというのは、もちろんめったにないこと…。実際、地元の人たちも戸惑いを隠せません。
11日の夕方からはじまった「神賑行事」は、氏子である「ウェスティン都ホテル」のシェフたちが、焼きそばやカレーなどの夜店で、また地元の人のたこ焼きのお店が、訪れる人をもてなします。



「なんか上品な夜店…」ミモロは、カレーとやきそばをお友達と一緒に味わいました。
さて、いよいよ境内の舞台で、恒例の石見神楽が始まります。京都造形芸術大学の学生さんたちが、神楽を披露。


恵比寿大黒というおめでたい演目と、八岐大蛇が登場する迫力ある演目が、毎年、訪れる人たちを魅了します。
「わー大きな蛇…動きが素晴らしい…迫力あるよね~」とミモロは、舞台に釘付けに…。


石見神楽の奉納も終わると、境内にいる人たちの最大のお楽しみビンゴゲームがスタートです。氏子のお店や協力してくださる方が提供する、すてきな賞品を狙い、毎回真剣に…。舞台の上で、次々に呼ばれる番号…。「う~なかなか開かない…」とミモロ。



次々に「ビンゴ~」と手を上げる人たち…いっしょに行ったお友達も、シャンペンや食事券をゲットしました。

しばらくして、「ビンゴー!」とミモロが大きな声を…

「どれ確認しましょ…はい、ビンゴですね」「じゃ、賞品決めるくじ引いてください…」係りには、いつもお世話になっている剣鉾会のみなさん。「当たってよかったね~」と、ミモロのビンゴを喜んでくれました。「うん…うれしい・・」



「いい賞品が当たるといいなぁ~」とドキドキしながらくじを…。お目当てのホテルの宿泊券やお食事券などは、すでになくなっています。
「はい、『三味洪庵』さんのちりめん山椒です。お店でもらってください…」と、引換券をもらいました。


「ミモロちゃん、当たったの…よかったね~なに?ちりめん山椒…」と、顔なじみの方々に次々に言われて、本当にうれしいミモロでした。「ご飯にちりめん山椒混ぜて食べるの大好きなの…よかった~」と。ネコにふさわしい賞品です。
今年は、台風で、「神幸祭」が中止になったので、本来は、そのとき授与される御幣を、この日受けることに…。

夜10時ごろ、無事に今年の「神賑行事」も終了。境内に並べられた椅子やテーブルのかたづけを手伝い、いよいよ神様を神輿にお迎えする「出御祭」が行われます。境内の灯りが消され、神様をお迎えする宮司さんの低い声が、静寂の中に、厳かに響き渡ります。「神様、御神輿に来られても、、今年は町を巡行できなくて、がっかりしてるかも…。でも、事情、よくわかってくださるよね~きっと…」そう、神様は、なんでも御見通し…。氏子さんたちが、一生懸命、お祭りの準備をしていたことも…だから台風も、大きな被害を出すことなく、通り過ぎてゆくのでは…。
神様をお迎えした神輿は、境内の中央で、静かに鎮座し、氏子たちを見守っていらっしゃいます。

12日は、18時から、大燈呂が町を巡行する「夜渡神事」と、瓜生石のそばで知恩院さんとの神仏合同の祭典「れいけん祭」が執り行われます。「お手伝いに行くんだ~」とミモロ。地元の方々といっしょにすることが、なにより楽しいのです。
「夜神事」では、神輿の代わりとなる「ナリカン」が、夜町を巡行します。
「12日の夜まで、台風の影響がないといいなぁ~」と、帰り道、空を仰ぎながら思うミモロでした。
*「粟田神社」の詳しい情報は、ホームページで

ブログを見たら、金魚のクリック忘れずに~ミモロより