このところ、京都は、秋晴れの日が続いています。「きっと夕陽がきれいなんじゃない?」とミモロ。そこで車で、東山の山頂にある将軍塚のそばの展望台へ行くことに…。
蹴上から東山ドライブウェイですぐ…。ちょっとだけ曲がりくねった山道を走ります。日没をめざし、17時すぎに蹴上を出発し、山頂へ。目指すは、標高182メートルといわれる場所にある「市営展望台」です。



「あ、京都タワーだー。一番とんがってるのが、愛宕山だって…」


東京スカイツリーの低い方の展望デッキは、350メートルですから、実は、この「市営展望台」は、それほど高い場所にはありません。でも、高層ビルのない京都の町は、この高さでも十分に見渡せます。
「まぶしい…」

まだお日様は高く、西山に沈むまでには、しばらく時間がかかりそう。
ミモロは、座って、日没を待つことに…。


この日、展望台には、十数名の見物人が…。「やっぱり京都の人気デートスポットだけに、カップルも多いね…」夜景も見事なこの場所は、ロマンチックポイント。ミモロの中年のお友達のほとんどが「若いころ、デートで行った…」と答えます。
待つこと30分。「なんかお日様の色が変わった…」

あんまり真剣に見ちゃだめよ…目に悪いから…。小さ目の目をさらに細めながら、太陽を見つめるミモロ。

秋の日は、釣瓶落とし…。秋分の日を過ぎた今は、毎日1分づつ冬至に向かい、日照時間が短くなります。
「わ~もうすぐ、お山に沈んじゃう…」


毎日繰り返される日没…当たり前のことながら、やはりなんとなくシンミリ…。
「今日という日が過ぎてゆく…」とミモロ。決して後戻りができないのが時の流れ…。「後悔しないように、食べたいものは、食べておこう…」と、ミモロも改めて後悔のない人生(ネコ生)を送る決意を固めます。
「西って、西方浄土があるとこでしょ…」とミモロ。

東からの日の出の太陽に、新しい1日の始まりを感謝し、そして西に沈む夕陽に、1日の無事を感謝する。日ノ本の国、日本は、常に太陽を崇めてきました。日本のネコとして、ミモロも太陽をことあるごとに、拝みます。
近年、地球のあちこちで発生する自然災害。御嶽山の噴火など、人間の力では、どうにもできないことが頻繁に起こっています。それだけでも、対処するのは難しいのに…世界中に広がるさまざまな緊張感…。だれもが、少なからぬ不安を抱き始めています。
「どうぞ世界中の人たちが、平和な暮らしが送れますように…」

沈む夕陽に、自然と手を合わせたくなります。

ブログを見たら、金魚をクリックしてね。ミモロより