ついに熊野三山をすべてお詣りしたミモロ。旅の締めくくりは、那智勝浦でのランチです。


那智勝浦は、延縄漁でのまぐろ水揚げ日本一。近海での生のまぐろが通年で味わえる場所で、ネコとしては、見逃せません。
港の周辺には、まぐろを扱う料理屋さんが多く、その中でも、有名なのが「竹原」です。


カウンターだけのお店で、開店から閉店まで、お客さんが次々に…。お昼時は、外で待つ人も…。


ミモロが訪れたのは、お昼の営業が終わるギリギリ。「よかった~入れて…。わ~いろんなまぐろ料理がある~」
店内の黒板に献立がずらり…。
「なんにしようかな~」と迷うミモロに、「まずは、刺身の盛り合わせの定食にしたら…」とお店のご主人のアドバイス。

「それ食べると毛並もよくなりますか?」「はい…」
調理場で、手際よくまぐろを刺身に…カウンターの上には、マグロのいろいろな部位を煮込んだ品々が


しばらくして、ミモロの前には、大きな厚切りのまぐろの刺身がのった定食とマグロの尾びれが…


魚を前に、よだれが落ちそう…。
こちらの特徴は、ゲタの刃づくりという厚切りの刺身。定食には、近海のまぐろのトロ、中トロ、赤身が盛られています。
「一口で食べきれない…困っちゃう~どうしよう」と言いながらも、うれしそうなミモロ。「これ尻尾なの…」トロリとした箸で
崩れる身には、プルプルのゼラチンがたっぷり。一度焼いてから、湯通ししたもので、自家製のポン酢でいただきます。
「おいしかった~感激!」まだ何か食べたそうなミモロ…

「熊野三山お詣りしてきたんです…あのね~」とミモロは、ご主人と奥様に旅のお話しを…。「そう、それはそれは…」と気さくなお二人。「うちにもクマちゃんいるんですよ」と、ティアラをかぶったクマちゃんが登場。「あの~ミモロ、ネコなんです」

「ここ夜にも来てみたいね~」と、周囲のホテルに宿泊する人たちも、多数訪れるのだそう。日本酒を飲みながら、味わう地元のまぐろの美味しさは格別でしょう。
*「竹原」和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)那智勝浦町築地4-23 0735-52-1134 11:00~14:00 17:00~21;00 不定休 まぐろ定食1500円、尾びれ600円ほか
ミモロ、そろそろ電車の時間…「ごちそうさまでした~」と笑顔で手をふりお店を後に…。
帰りは、紀伊勝浦から、特急の「くろしお」で新大阪へ向かいます。



今回乗った「くろしお」は、381系という車両。この列車には、パンダシートという特別席があるんです。和歌山県は、日本で最もパンダの数が多いところ。今や、和歌山の顔的存在のパンダです。それにちなみJRが設置したのが、このパンダシートです。
「わ~思ったよりデカイ…」とビックリするミモロ。シートの上の顔は、大人の顔より大きいもの。


このシートには、だれでも座れ、記念写真を撮影できます。ただし、このシートは、この夏限り。車両自体が9月に引退してしまいます。
列車は、紀伊半島の南端をめぐるように走ります。車窓には、青い海が…

太陽は、次第に西へと傾き、海は、キラキラと輝いています。

旅の終わりは、いつもちょっと物哀しいもの。楽しいことが多いほど…「もう旅終わっちゃう~」としんみり。
「京都に帰ったら、お友達に熊野のお話しするんだ~」と、そう、みんなミモロが帰るの待ってますよ。
しばらく海を眺めていたミモロ…「そろそろ食べちゃおうかな~」と、なんと駅弁を広げ始めました。
え~いつの間に…。さすがミモロ…紀伊勝浦の売店で、しっかりゲットしていました。
ひとつは、「弁鶏(べんけい)」という平飼いの鶏肉をつかったお弁当。そして、もう一つは、鶏のから揚げがのった「パンダ弁当」容器がかわいいお弁当です。共に850円。


さて、ミモロの熊野詣も今回でおしまい。
また、明日からは、京都の町のリポートをお届けます。

ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより