ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

今、人気の路地…四条河原町そばの「柳小路」。5月にできたメロンパンとかき氷の「京都 花月堂」

2015-07-04 | 京都

京都の繁華街、四条河原町。高島屋などがあり、いつも多くの人たちが賑わっているところです。そのそばにある路地…「柳小路」は、今、町中の京都風情が楽しめる路地として注目を集めています。
  
ミモロもよくその路地を四条通から寺町へ行くときに、抜け道として利用しています。

「あれ、また新しいお店ができた~」ここには、次々に飲食店やアクセサリーのお店などができています。
 「あ、かき氷だって…」かき氷の定番ともいえるイチゴ、メロンなどをイメージさせるシロップが掛かったかき氷のディスプレーにが引き寄せられます。

駄菓子屋さんのようにおもちゃなどが店先に。
  
「きん肉マン消しゴムだって…」これを懐かしいというも多いはず…。

「あの~このお店、駄菓子屋さんですか?」とミモロは、お店の方に尋ねます。
 店長さんの古賀佑太さん。「ここは、ことし5月にオープンした店で、ふわふわかき氷とジャンボめろんぱんなどのお店なんです」と。もともと浅草雷門にある店で、縁あって、古賀さんが京都にお店を開くことに…。

店内の一角には、昔懐かしい氷かき機が…。
古い看板もいろいろ
「かき氷は、1年中、やってます。冬でも外国人の方は、かき氷をよく食べるんです」と、東京での経験から、京都でも通年メニューに。

以前は、お笑いの作家さんをしていたという古賀さん。そのとき、「浅草花月堂」でメロンパンの製造、販売もやっていたそう。

「ここは、おおきなメロンパンが人気なんですよ」と。「ひとつください…」ミモロもさっそく食べてみることに…。
お店には、香ばしい匂いが漂っています。「はい、どうぞ」

紙袋の中には、大きなメロンパン…「でかい…」1個220円です。
ムシャムシャ
さっそくひとつくち…。パリパリの皮の中は、ふんわりしたパンが…裏側には、胡麻が付いていました。
「わ~香ばしくておいしい…ほんのり甘くて…大きいけど中がフワフワだから、1こ簡単に食べれちゃう…」とペロリ。

東京では、このタイプのパンは、「メロンパン」と呼ばれます。表面のゴツゴツした感じが、メロンに似ているからとか、甘くメロンの風味がするからとか…呼び方の諸説はいろいろ。でも、関西では、これは「サンライズ」と言われるパンだそう。
癖のないシンプルなパンは、コンビニでも人気だとか。

「でも、焼きたてが美味しいよね~。この香ばしさと皮のパリパリ感は、ビニール袋に入れちゃうと、ちょっとしっとりしちゃうもの…」となかなか鋭いミモロです。

パンの底の部分に、胡麻が付いているのが、京都のオリジナルだそう。

「この路地好きなんだ~」ミモロは、お店の前の縁台に座ってひとやすみ。

すぐそばの、人で賑わう四条河原町の交差点の雑踏が、嘘のように静かな路地。涼しい風も吹き抜けます。
大きな通りから、ちょっと入っただけの場所なのに、まるで別世界…京都には、そんな路地がたくさん…。

「柳小路」は、その昔は、新京極と裏寺町通など大人が立ち寄る飲み屋さん街でした。それが近年整備され、路地の入口には、大きな柳が揺れる、情緒ある石畳の路地になり、もはやおじさんたちが酔っ払って歩く様子は見られない、ファッショナブルな路地へと変身。河原町通に並行し、南北約60メートル、幅2メートルほどの京都情緒が漂う路地として若者を中心に注目されているのです。

この近くには、かつてお笑いの「京都花月」があったそうで、このメロンパンの「京都 花月堂」とも、なにか不思議なご縁を感じさせます。

お腹もいっぱいになったミモロ、縁台でのんびり…。
そろそろ行きましょ…。「うん…でも、なんか気持ちいいんだもの…」と。

「今度、氷も食べてくださいね~」と店長さん。「祇園祭の時、浴衣できます…」と…。

7月に入り祇園祭の山鉾をもつ室町や新町などのご町内では、お囃子の練習が連日行われ、夕暮れ時に、町には、笛や鐘の音が響くようになりました。
「いよいよ祇園祭も始まったんだね~。1年早いね~」とミモロ。本当に…京都の1年は、東京よりも月日の流れを実感させます。

*「京都 花月堂」京都市中京区新京極通四条上ル中之町577 075-744-6735 10:00~18:00 不定休

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