ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

祇園祭の後祭「大船鉾」で、今年も厄除け粽などの授与のボランティア。鉾の上にも上がれます。

2015-07-22 | 京都

祇園祭の後祭に登場する山鉾が立ち並ぶ、新町通。四条通の南側に聳えるのが、山鉾巡行の最後を飾る「大船鉾」です。

昨年は、150年ぶりの鉾復活ということもあり、連日、大勢の方が見え、「厄除け粽」は、あっという間に完売。また、鉾の上に上がるのに、大変長い時間、お待ちいただかなくてはならないことに…。

でも、2今年は、粽も十分あり、鉾の上にも30分以内で、上がっていただけました。

ミモロは、3年ここでボランティをしてきました。今年も、厄除け粽や手ぬぐいなどの授与を担当します。

会所に着いたミモロ、「あ、これ辻回しの時に、鉾の方向変えるのに使うんだよね~」
会所には、ミモロが興味を抱くものがいろいろ。
「ミモロさん、そろそろ準備してくださ~い」と、ボランティアをまとめるチーフの方。「は~い、今行きま~す」と、急いで、鉾のそばの仮設テントへと向かいます。

「さぁー準備しなくちゃ~」と、お守り、腹帯は、三方の上にのせて…大切に…。

「大船鉾」のご神体は、神功皇后。戦いの場に身重の体ながら赴き、勝利。その後のご出産も、いたく安全だったことから、安産と勝利のご利益があるといわれています。

お守りといっしょに並ぶ、腹帯。これは必要とする人が限られるため、求める方の数は少な目。実際、最近は妊婦を腹帯をしないで、マタニティーバンドなのだそう。でも、この腹帯は、実際に締めなくても、お祝いとして贈られる方も…。

ミモロが立っていると、やってきたのは台湾からの観光客のグループ。「これ、なんですか?」とミモロに質問。「これは、お守りで、安産と勝負運にご利益があります」と英語で説明。「勝負運ね~。じゃこれください…」と4名全員お求めになりました。「いいこといっぱいありますように~」と言いながら、お守りを手渡します。

外国人観光客も多く、英語で、いろいろご説明…。「ミモロちゃん、こっちの方にも説明して~」と言われ、「は~い」と、英語が話せるミモロは、お役に立てているようです。

昨年、売り切れになって、多くの方にご迷惑をかけた「厄除け粽」も今年は、いっぱい作りました。ですから、大丈夫…。



ミモロは、今年は、主に手ぬぐいの係りに…。
 
「大船鉾のオリジナル手ぬぐい、どうですか~」と、京都弁のイントネーションで、訪れた人たちに呼びかけます。

ボランティアの人たちは、交代で、鉾に上がります。
「ミモロちゃんどうぞ~」。観光客が少ないときを見計らい、ミモロは、鉾へ。
  
今年新しく設置された格天井。昨年は、なかったので、天井の構造がよく見えました。でも、今年は、とても豪華な雰囲気に…。
「あれ、ミモロが寄進した金具…」囃子方が、揺れる鉾の上で、しがみつく布を垂らすための金具をミモロも1つ寄進しました。「やっぱり見晴いいねぇ~」
鉾の上からの眺めは、また特別。今年、後祭で、女性が鉾に上がれるのは、ここ「大船鉾」だけ。300円で、拝観できます。「北観音山」は、女性は、上ることができませんから…。

「大船鉾」では、多くのボランティアスタッフが奉仕しています。ミモロは、「京都の文化・観光を考える会 都草」のメンバーとして参加。ほかにも、学生さんのボランティなども…。朝、9時半から夜22時半まで、2交代制のシフトです。
「暑いから、結構大変なんだよね~」とミモロ。でも、みんな、年に1度のお祭りを楽しみに、熱中症にならないように気づかいながら、がんばります。

「さぁ、もうひとがんばり…手ぬぐいどうですか~」と、ミモロの声が響きます。

今日は、宵宵山…鉾の姿がゆっくり見られるのも、あと2日間。
24日は、朝、新町通を出発し、御池通から9時半に、後祭の山鉾巡行は、スタートします。


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