今年、京都では、春に下鴨神社が…そして秋には、上賀茂神社が、21年ぶりの式年遷宮を迎えます。去る6月28日、その上賀茂神社で開かれた「和菓子の会」にミモロは、参加することに…。


その日は、境内に6月30日の大祓いの茅の輪が…。ミモロも茅の輪くぐりをして、半年間の厄をお祓いしました。
さて、ミモロが参加した「和菓子の会」は、上賀茂神社に式年遷宮に当たり、8メートルにもおよぶ1枚板の絵馬を納めた「千本銘木商会」の中川典子さんが、10年以上開催されている京都の和菓子を通じ、伝統文化などへの関心を深めてゆく会で、年に何回か開催され、誰でも申し込めば参加できるもの。

ミモロもお友達に誘われて、初めて参加させていただきました。「こちらこそ、美味しい和菓子がいただけると伺ったので、楽しみにやってきました」とご挨拶。
会のはじめは、権禰宜さまのご案内で、神社の本殿などを特別拝観させていただきました。


そして、6月25日に改修工事が完了した客殿にて、和菓子を頂く、ミモロが楽しみにしていたお茶会が行われます。

それから、藪の内の御家元が見守る中、お点前が始まりました。

まずは、お菓子がミモロの前へ…


佐々木酒造の佐々木さんもみんなが喜ぶ顔をうれしそうに見ていました。

お菓子を食べ終わるころ、ミモロの前にお茶が…。


「なんて美味しいお茶…」口に残る和菓子の甘さと風味豊かなお茶が、口の中で融合し、至福の時間をもたらします。
趣向を凝らしたお道具も、参加者の関心を引きます。


ミモロもお茶を頂いたのちにお道具拝見を…



「なかなか素晴らしいお茶碗…」と熱心に手に取ります。

お茶花には、上賀茂神社にちなみ、葵の鉢植えが。「植治」の小川勝章さんが作ったもの。

会が終わると、ミモロは、「宮司様、こんにちは~。すてきなお茶会でした。ありがとうございます。今年は、いよいよ式年遷宮ですね~」と田中宮司様に…。「あ、ミモロさん、こんにちは。はい、この秋、42回の式年遷宮を迎えることができました。みなさんのおかげです」と。
今回、上賀茂神社の式年遷宮では、国宝・重文建造物の屋根の葺き替えに10億円。客殿、社務所などの管理施設の整備に8億円、古文書修復など、もろもろ総額23億円という費用が掛かります。
「オリンピックのための国立競技場の2500億円の建設費に比べたら、すごく少なく感じる~」とミモロ。確かに、100分の1以下です。それでも、その費用を捻出するのは、大変なこと。多くの方のご支援が必要なのだそう。
「ミモロもお賽銭、いつも10円だけど、10倍の100円にする…」と。そのくらいでは、とても追いつきません。
21年ごとの式年遷宮。20年ごとの伊勢神宮より控えて、21年なのだそう。次の式年遷宮は、どんな時代の中で行われるか、物価はどれほど上昇しているか、想像もつきません。
ポンと、2500億円が投入できる国立競技場がうらやましい…。と、全国の神社さんは、思っているのではないでしょうか?
今年、京都は、遷宮の年。京都を訪れるときは、ぜひ、下鴨・上賀茂の両神社への参拝を…。そしてお賽銭は多めに…。
「また、和菓子食べたいから、次回も参加したいねぇ~」と、すっかり気に入った様子のミモロでした。
*「上賀茂神社」の詳しい情報はホームページで

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