祇園祭もいよいよ大詰め。四条河原町の御旅所に鎮座する三基の「八坂神社」の神輿を、再び、神社へ戻す還幸祭に先立つ10基の山鉾巡行が行われる後祭が始まりました。24日の山鉾巡行を行う、大きな山鉾、南観音山、北観音山、そして大船鉾の3基の鉾建てが完了し、いよいよ試し曳きの日を迎えました。
ミモロもさっそく四条新町の大船鉾の会所へと向かいます。
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すでに新町通には、大きな大船鉾の姿が…
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昨年、150年ぶりに復活し、山鉾巡行に参加した「大船鉾」。祇園祭の山鉾33基の一番最後を進む鉾です。
会所では、試し曳きの時を待つ人々が、やや緊張した面持ちで、待機しています。
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鉾の進行を任された方、また、鉾の一番先頭で、動きを支持する方など、出番をじっと待っています。
試し曳きは、だれでも参加できるもの。山鉾巡行では、綱に女性で触れることはできません。でも、試し曳きでは、女性も綱を引くことができます。鉾の周りには、大勢の人たちが、綱を握ろうと待ち構えています。綱を持つと厄払いになるのだそう。
ミモロもちょっとだけ参加させてもらうことに。
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いよいよ掛け声と共に、大船鉾が1年ぶりに動き出しました。
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鉾の上には、鐘や太鼓、笛を演奏する囃子方のみなさん。「あ、大河くんが乗ってる~」
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以前、取材に伺った「京ゆば工房」の息子さん香月大河君が、囃子方のひとりとして、鉾の上にのっています。ミモロは、下から一生懸命手を振ります。でも、なかなか気づいてもらえません。まぁ、体の小さなミモロですから、見つけるのは大変かも…。
それでも一生懸命、「きっとミモロを気づくよ~」
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「あ、気づいた~」大河君と目があったミモロ。大河君も鉾の上から手を小さく振ってくれました。
大船鉾の復活の折りに、囃子方を募集し、それに参加することになった大河君。今は、鐘を担当しています。年を重ね、経験を踏むことで、太鼓、笛などを学んでゆくのだそう。祭りは、大人だけでなく、子供たちを参加させることで、その伝統の技を次の世代へとつないでゆきます。
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ゆっくり新町通を進む鉾。
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先週末、行われた前祭の山鉾巡行は、台風により、山鉾は、ビニールシートに覆われ、ご神体を乗せずに、巡行した山鉾も多かったそう。山鉾も、それを曳く人たちもずぶ濡れに…。動く文化財とも言われる山鉾。一度、雨にぬれると、その修復に多くの時間と手間がかかるのです。それでも巡行を決行するのは、まさに京都人のプライドと祭りへの情熱…。どんな状況でも、さらりとした顔で、普段と変わらぬ姿で物事を行う…「京都人ってかっこいいね~」と思うミモロでした。
四条通を挟んだ北側では、南観音山と北観音山が、同じ時刻に試し曳きを行っています。
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ミモロは、急いで、見に行きましたが、すでに終了。「う~残念…」
後祭は、21日には、全10基の山鉾が組み立てられ、新町、室町通付近に並びます。
巡行は、24日9:30に、橋弁慶山を先頭に、烏丸御池をスタートし、御池通を東に向かい、「京都市役所」の前を通り、河原町御池通で、辻回しを行い、河原町通を南に進み、四条河原町で、「八坂神社」に向かい神事を行ったのちに、四条通を経て、各会所へと11:30ごろ戻ります。その巡行のしんがりを務めるのが、「大船鉾」です。
ミモロは、昨年の復活の前から、「大船鉾」のボランティアをしています。だから、「大船鉾」が、動く姿には、いっそう感動するのです。
後祭には、食べ物の屋台などは並びません。ですから、前祭に比べ、静かで、ゆっくり山鉾を見ることができるのです。
夕方、「さぁ、お手伝いしなくちゃ~」とミモロは、「大船鉾」の会所へ。
今年も粽授与などのボランティアが始まりました。
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