「ミモロちゃん、よかったら今度染めのワークショップするから、参加しない?」とお友達の染色作家の河合真佐子さんから誘われたミモロ。「え~ワークショップするんだ~。行く行く」と、10月のある日曜日、綾小路通新町にある町家の「アートクラフト綾」に向かいしました。
ここには、週末、染色作家さんたちがそれぞれの製作活動などを行い、作品の展示販売もしているところです。
この日は、河合さんの初の染めのワークショップ。「染色絵の具を使った染めるんだって~」と、ミモロも初めての体験です。
「わ~ミモロちゃん、来てくれたんだ~うれしい~」と染色作家の河合さん。ミモロのとても親しいお友達です。
町家の中には、大きな作業用のテーブルがあり、そこでまず自分の思うデザインを紙に描きます。
「え~とこんな感じかな?」
なかなかデザインなどにこだわりのあるミモロ。熱心に鉛筆を走らせます。
ミモロ、なに作るの?
「こんな感じにしよう~」
ミモロが描いたのは、金魚。自分のワンピースにする生地を染めるのだそう。
下絵を見ながら、白い布に洗うと消えるペンで下絵を写します。
次に染色絵の具で、布の上に色をのせてゆきます。「え~とまず水から描こう~」
染色絵の具は、濡れているときに、さらに水を含んだ筆で描くと、色がにじみます。それが素敵な味わいに。
「わ~青の部分がにじんで、なんかいい感じになった~」
ミモロは、自分が染まらないように注意しながら、筆を進めています。
「ミモロちゃん、染まりやすい体質だから、よく注意してね~」と、河合さんも心配そう。
「あの~ここに金魚描きたいけど、このままだと金魚も滲んじゃうんじゃないの?」とミモロ。
「はい、その通り・・・このまま青の絵の具の上に赤い絵の具をのせると、滲んで紫になっちゃいますね。では、赤い絵の具は、滲まないようにしましょうね」と河合さん。なにか別のお薬を赤い絵の具に混ぜてくれました。
「こんな感じでいいのかな?」「うん、そんな感じ~」とミモロの思う金魚は、無事ににじまず水に浮かびました。
青い水の部分も滲みが素敵。「こういうニュアンスが出るのが染色絵の具の特徴なんですよ」と。
「できた~」ミモロのワンピースの布ができました。
なんでも裾の部分に水が来て、小さな金魚は、ポケットの飾りなのだそう。
絵を描いた布は、一度、絵具を完全に乾かします。「しっかり乾かしてくださいね~」と河合さんに言われ、ミモロは大きなドライヤーで風を布に送ります。
ミモロと同じテーブルでは、ほかの参加者がそれぞれの作品づくりに熱中しています。
「もう、ミモロちゃんできたの?」「うん、ミモロの作品、小さいから…」皆さんなかなかこった作品を手掛けています。「みんな、絵が上手だね^」と感心しきりのミモロでした。
さて、一度乾かした布は、色を定着させる液体の中にしばらく漬けおきにします。
「このお薬は、ミモロちゃんが触ると荒れちゃうから…」ということで、ミモロは見てるだけに。
15分ほど定着剤に漬けた布は、よ~く水で定着剤を洗い流します。
そして中庭に干して、乾かし、完成です。
実は、ミモロの布を定着させている間、もうひとつ作品を作りました。
小さなポーチで、それに黄緑色の染料をのせて、ところどころに黄色の染料を滲ませるようにのせたもの。
「染料って、この滲むのが面白いんだ~」とミモロ。だから滲みが味になるような作品を作ると、初めての人でも、なかなか素敵な作品ができます。「絵を描かなくても、絵具のせるだけでいいんだよね~。これならだれでもできるね~」と、染色絵の具初体験のミモロでもできました。
京都に暮らすと、いろいろな工芸作家さんとの出会いに恵まれます。そして、その方々が開催するワークショップなどで、いろいろな体験ができるのです。
コンパクトシティ-の京都。ミモロの住む場所からも、たいていの目的地まで、約30分で到着できます。
「こういうワークショップがいろいろ開催されて、ホントに楽しいね~」とミモロ。
今回の参加費は、材料費込みで2000円。作ったポーチは、今、愛用しています。
「世界でひとつだけだもんね~。いいよね~」とミモロ。
次回は11月に開催予定とか・・・
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