京都屈指の観光名所、清水寺に通じる二寧坂。坂の両脇に、お土産物店などが連なり、いつも大勢の観光客でにぎわうところです。ミモロも時々、お散歩で訪れます。「ここに来ると、京都に旅しに来たみたいな気がする~」と、すでに京都暮らし5年になっても、東京生まれのミモロにとっては、そんな心地になる場所です。
「あ、新しいお店がある~」と足を止めたのは、「香十」というお線香など、暮らしの香りが並ぶお店です。
「わ~すごくモダンな感じのお店~」
お寺が多い京都には、香りを扱う老舗が多く、また、お店や家でも、よくお香が用いられ、「すごくいい香りがする~」と、ミモロは、鼻をクンクンさせることがたびたび。
また、昔から、衣服に香を焚きこめるのも、都人のたしなみでした。
「あの~ちょっと見せてください~」と、お店の方に声をかけると、「どうぞ、ごゆっくり~」と、やさしい笑顔の店長の中部さん。
ミモロは、お店の中をあちこち歩き回ります。
さて、この「香十」は、現在は、東京銀座に本社があります。でも、その起源は、京都なのだそう。
天正年間、正親町天皇の時代に創業し、初代より御所の御用を務めていました。また、豊臣秀吉や徳川家康の御用も務め、さまざまな銘香を作り上げたのだそう。
それらの銘香は、茶道のお家元にも好まれたということです。
明るい店内は、まるで香りのブティックのよう。棚には、さまざまなお線香や香炉、匂い袋、香木などが置かれています。
仏教の伝来と共に伝わった香り。香炉で楽しむ「伽羅」などの高価な香木は、0.5グラムで2万円を超えるもの。
それを配合した高級線香も、棚に…。
「すごい~20万円もしてる~。とても火がつけられない~」と、庶民のミモロ。
でも、過去に、進物用に、求めた方もあったそう。
それは、もちろん見るだけにして、ミモロの関心は、ごく手が届きそうなものへ~
「わ~かわいい~これで匂い袋つくるの?」
色とりどりの布製の小袋に興味を抱くミモロです。
「これお菓子?」とミモロ。「あ、食べちゃダメですよ~。硬いから…」と店長さん。
干菓子の型で作られた仄かな香りが漂う品。「贈り物にいいかも~」
今は、線香などの種類も昔ながらの白檀などだけでなく、バラやスミレ、ラベンダーなどをイメージしたものもあり、ルームフレグランスとして使われることが多いそう。
よい香りは、昔から邪気を祓うといわれます。また気分転換にも香りは効果的。
暮らしの中に上手に使いたい香りの品々です。
「へぇ~香炉もいろいろあるんだ~」季節を移した香炉などもいろいろ。
「こんなのもあるんだ~」ハロウィンのパッケージの品も登場。
また、京都限定の品も。「抹茶やニッキの香りがするんだって~なんかおいしそう~」
京都のお土産にしたくなる品々がいろいろ揃っています。
「久しぶりに二寧坂ゆっくり歩くと、新しい出会いがあって楽しいね^」とミモロ。
観光客気分で散策を楽しみました。
「また、来ま~す!」と、店長さんに手を振りながら店を出たミモロです。
*「香十 二寧坂店」京都市東山区桝屋町349-8 075‐551‐0285 10:00~18:00 無休
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