ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

そばの名店「おがわ」。北山通の洗練されたそば。連続ミシュラン1つ星獲得の味。

2016-10-29 | グルメ

「すごく素敵なおそばやさんがあるの~。でも、いつも混んでるから、早めに行きましょ!」とある日、お友達に誘われて、お昼11時半の開店と同時に中に入ろうと、自転車を走らせたミモロ。

目的のお蕎麦屋さんは、北山通と大宮通の交差点の近くにある「おがわ」です。
 
一生懸命、自転車のペダルをこいだので、開店前に到着。ちょっとだけお店の前で待機します。
「わ~なんかすごく雰囲気のあるお店だね~」と、町家を改装した落ち着いた佇まい。「どんなおそばいただけるのかな~」とミモロの期待は膨らみます。

「どうもお待ちどうさまでした。どうぞお好きなお席に…」
 木製のイスとテーブルが並ぶ店内は、余分な飾りが一切ない簡素な美しさが漂います。

さりがなく飾られた草花に、この店の主の趣味の良さが伺えます。

「ミモロちゃん、なにいただく?」とお友達。「う~ん、悩んじゃう~」とお品書きを見ながら迷うミモロです。
 
さんざん悩んだミモロは、今回は、とろろそば1760円をお願いすることに。

出来上がるまで、まだほかのお客様が来ない店内を歩き回ります。
「こんにちは~」と大胆にも厨房のご主人にご挨拶。「あ、どうもいらっしゃいませ~」と作業の手を止めて…

さらに奥に進むと、そこには、そばを挽く石臼と、そば打ちのスペースがありました。
「ここで打つんだ~」

ここ「おがわ」は、2003年にできたお蕎麦屋さん。細く白っぽい「翁系」のそばが味わえるお店です。
そば修業をしたご主人がこだわるのは、本物の素材と洗練された味わい。なんとミシュランで1つ星に、2013年から連続で輝いています。群馬県産の無農薬のそばを、店の一角にある石臼で挽き、その日、使う分だけのそばを打ちます。その日のそばがなくなれば店じまいになります。

「ミモロちゃん、早く戻ってもうすぐおそばできるから~」とお友達に言われ、慌てて席に戻ります。
テーブルの上には、そば汁、薬味、とろろがお盆に、そして間もなくゆであがったそばが運ばれました。
「わ~繊細な感じのお蕎麦~」
透明感さえ漂わす細いそば。本来の豊かな風味がミモロの鼻をくすぐります。
「おそば、なにもつけずこのまま食べよう~」とミモロ。まず1口目は、そのまま味わいます。
「う~豊かな味わい・・・」とうっとり。そば汁、薬味などあらゆるものに本物を使うこだわりが素敵です。
「あ、このワサビ、本物だ~。粉わさびじゃない…あの~ミモロ、卵焼き食べたいな~」とお友達に。
「うん、いいんじゃない?食べよう~」ということで、卵焼きを追加します。
「はい、少しお待ちくださいね~」と。ほかにそばがき、鶏の焼き物などの中で、ミモロが注目したもは、焼きのり。「え~820円もする...いったいどうゆうお海苔なんだろ?」と興味津々。

なんでもなかなか手に入らない超高級海苔で、それを炭火で炙っていただくのだそう。
「一度食べてみたいけど、だれかご馳走してくれないかな~」と自分では注文できない価格でした。

「ここの雰囲気いいよね~」と卵焼きができるまで、ちょっと外を眺めます。

薄い布ののれんを通り、表の北山通の様子が見えます。並木通りが続く北山通。京都もここまで来ると、観光客の姿もなく、とても静かな感じです。

やがてミモロの前に大きな卵焼きが。
「わ~おいしそう」

お箸でつかむと、中からじんわり卵が…「美味しいね~」と目を細めるミモロです。

東京からもここの味を求め、訪れる人が多いという名店。さすがその魅力がわかります。
 気さくなご主人と奥様。まろやかな味わいのそばは、ご主人と奥様のお人柄を映したよう。

「また、来ます~」と言って、店を後にするミモロ。


「名店だけど、親しみやすい感じがいいよね~。あ~美味しかった~」


*「おがわ」京都市北区紫竹下芝本町25 075-495-8281 11:30~15:00LO そばが売れきれ次第終了。木曜休み 地下鉄烏丸線「北大路駅」「北山駅」から徒歩15分。予約不可



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