「壬生菜まつり」が開催された「壬生寺」で、その日、「中院」にて、3年ぶりに「和菓子の会」のお茶会がありました。
この会は、和菓子をこよなく愛する中川典子さんが中心になり、京都の季節や伝統行事などにあった和菓子を老舗の和菓子店に創作してもらい、お茶と共に味わう会です。
「あっという間に3年がたってしまいました。みなさまには、ご無沙汰して本当に申し訳ありません」とまず挨拶する中川さん。
江戸時代から続く老舗の材木商「酢屋」「千本銘木」の専務で銘木師でもあります。この会では、毎回、京都の有名神社仏閣が会場に。「今回は、壬生寺の壬生菜まつりにちなみ壬生菜を使ったお菓子をご賞味いただきます」と。
今回、会場となった「中院」は、「壬生寺」の塔頭のひとつ。現在の御堂は、文政12年(1829)のもの。ご本尊は、鎌倉時代作といわれる十一面観音菩薩で、福寿無量のご利益で知られ、洛陽三十三観音霊場の第28番目札所でもあります。
ご本尊さまなどに見守られて行われるお茶会。
「なんか不思議な感じ~」と思うミモロです。
さっそくお点前が始まりました。
そしてミモロの前にもお菓子が運ばれました。
「あら、小さなお客様…」と思わず微笑みが…。「はい、お茶会ですから、色無地のお着物できました~」とミモロ。
ミモロは、春のお茶会にふさわしく、桜色の着物に、桜の模様の帯で出席しています。
「これが壬生菜のお菓子・・・美味しそう~」
「実は、壬生菜を使ったお菓子は、作るのがとても難しかったんです。何度も試作を繰り返しました。何しろ、壬生菜は水分の多い菜で、しかも魅力は、シャキシャキした歯ごたえ・・・それを活かしたお菓子づくりは、本当に大変でした」と中川さん。
お菓子の面には、うっすらと壬生菜の茎の姿が…。
「わ~壬生菜の香りがする~。シャキシャキ感が残ってる~美味しいね~」と目を細めるミモロです。
大変なご苦労をなさって、このお菓子を作られたのが、「壬生寺」の隣りにある「御菓子司 京都 鶴屋」です。
鶏卵そうめんなどでも知られる名店で、壬生菜のお菓子にも黄色の鶏卵そうめんがアクセントになっています。
「こういう特別なお菓子がいただけるのも、『和菓子の会』の楽しみだよね~」とミモロ。この日は、関東からも和菓子ファンが参加されていました。
お菓子をいただいた後は、お茶をいただきます。
「お点前頂戴いたします~」
桜の描かれたお茶碗に、春の趣もいっそう。
御堂の中にも、桜の屏風や春の花の設えが…
桜の時期、京都各所では、いろいろなお茶会が盛んに行われます。
「京都って、本当にお茶会が多いよね~」とミモロ。それも京都の楽しみ・・・。
また、京都では、さまざまな文化講座も盛んです。
6月15日から「古典の推進委員会」が主催する「2019 街かど古典カフェ」で、5回連続で、「京の美を創る女性たち」という講座が行われます。
そのコーディネーターをする中川さんと講座で講師をなさる「すはま屋」店主の芳野さん。
「ぜひいらしてくださいね~」と笑顔で。
詳しくは、「古典の日推進委員会」のホームページで。
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