「もう鞍馬の桜咲いたかな～」と、ポカポカ陽気になった日に、ミモロは、外を見ながらポツリ。
この日、お友達を誘って、鞍馬二ノ瀬にある「白龍園」に出かけることになっていたのです。
叡山電鉄の「二ノ瀬駅」から徒歩5分ほどにある「白龍園」は、春は桜、夏は青葉、秋は紅葉、そして冬は雪景色と四季を通じて美しい景色が見られる場所。子供服メーカー「青野株式会社」が所有する庭園で、年に何回か特別公開が行われる人気の庭園なのです。
今春の特別公開は、3月30日から6月16日の10時から14時（受付13時30分まで）観覧券は、叡山電車1日フリーチケットとセットで2000円（叡山電車出町柳駅で当日券発売）しています。
毎日約100名限定ですが、今春は、「白龍園」でも当日観覧券1300円が購入できるようになりました。
ただ、入場制限をするので、入園の際、待つこともあります。
ミモロがお友達と訪れたときは、平日で空いている時間だったのか、すぐに入ることができました。
受付を済ませると。「こっちだよ～」
と、何度も訪れているミモロは、なれた足取りで園内へ。ミモロが園内を進んでいると、「あ、ミモロちゃんですか？」と来場なさっている方から声が…
「はい、ミモロです」「きゃ～かわいい～いつもブログ見てますよ～。わ～本物に出会えるなんて嬉しい」と。「え？ミモロのブログ見てくれてるの？うれしい～」と感激するミモロです。記念撮影などをして、「バイバイ～」とお別れ。
「桜が会わせてくれるのかな～」と、最近、声がよくかかるミモロなのでした。いつも「白龍園」を訪れると、真っ先に一番奥にある神社に参拝します。
「ここには、白鬚大神さまと八大龍王さまがいらっしゃるんだよ～。この山に昔から祀られていたんだって。でも青野さんのおじいさまがこの山を求めたときは、すごく荒れて、それをまず復活させたんだって。それから次第にお山を整備して、現在のお庭ができたんだよ～」と友達に説明。
青野株式会社の社員をはじめ、青野さんご家族など、いろいろな人が昭和37年から少しずつ整えていったお庭なのです。
神社に参拝すると、ミモロは、山へ続く石段をのぼります。
「あっちに、お庭が一望できる場所があるんだ～」
「こっち、こっち～」とドンドン進みます。そしてミモロが一番気に入っている場所へ。
そこからは、眼下にお庭が広がり、そして目の前には、桜と山が迫ります。
ここに立つと、ミモロは、いつもしばらくじっと景色を眺めます。
「昨年の台風にもめげず、りっぱい咲いてる～よかった～」と。そう、昨年の台風21号で、鞍馬エリアは、大きな被害を受けました。桜の木も何本も倒れたり、枝が折れたりしたのです。
「でもお庭、すごくキレイ～」と眼下のお庭を見て…
それは、ここを守るスタッフの方々をはじめ、会社の社員や青野社長やご家族などが、懸命にお手入れをしたから…。
「あ、ミモロちゃん、よくいらっしゃいました～。今年の桜はいいでしょ！」と、いつもお庭のお世話をなさっているスタッフの方。
「はい、本当にきれい～すご～い！」とミモロ。「ミモロちゃん、さすが一番いい日に来ましたね～。昨日まで苔が茶色だったけど、昨夜の雨で、緑に蘇ったんですよ。それに桜は、満開だし～。前もミモロちゃんが神社にお詣りしているとき、サーッとお日様がミモロちゃんを照らして、神社の神さまが来たのを喜んでいるって思いました。やっぱりなんかもってますね～」と。「え？そんなことあったんだ～気が付かなかった～。でも神さまが喜んでくださるのうれしいなぁ～」と笑みを浮かべるミモロでした。
「また、伺わせてくださいね～バイバイ」「はい、またね～」
毎回、お目にかかるのが楽しみなミモロなのです。風もなく、温かな陽光が桜とミモロを包みます。
園内の桜を存分に楽しんだミモロは、お友達とお休み処の「河鹿荘」へ。
「あ、ミモロちゃん、お久しぶりです～」
「わ～お目にかかれてうれしい～」とミモロが思わず飛びついたのは、ガーデンデザイナーの烏賀陽百合さん。「白龍園」などでお庭のお話などのイベントもなさっています。「また、ぜひご一緒させてください～」とミモロ。「そうですね～ミモロちゃんが楽しめる企画つくりたいですね～」と。
「白龍園」を訪れる楽しみ・・・それはお庭の景色と共に、「河鹿荘」でいただく善哉。
この日も善哉をお願いしました。「美味しかった～」とお餅2個入りの善哉に大満足の様子。「わ～ミモロちゃん、KiteKiteのワンピース着てる～すごくお似合いですね～かわいい～」と、スタッフのみなさん。
そう、ミモロがこの日着ている服は、青野さんから頂いた生地で作ったもの。それはオリジナルデザインの布を使った小物やT-シャツなどが人気の「青野株式会社」のショップ「KiteKite]で使われる生地のハギレです。
オリジナル小物が並ぶコーナーに立つミモロ。そこにいると、商品に間違えられちゃうわよ～。「え？そう？」と慌てるミモロ。
お気に入りのネコ模様の生地で作ったワンピースで、ホントは、青野さんに見て欲しかったのでした。でもこの日はお目にかかれず残念。
「またね～」「はい、またお待ちしていますよ」と見送られ「白龍園」を後にします。
いつもやさしいスタッフのみなさんにお目にかかるのも、ここを訪れる楽しみなのでした。
「桜、すごくキレイだったね～」「ホント、素晴らしかった」とお友達も感激。
「今、満開だけど、散り始めて、苔の上に花びらが落ちている景色も素敵なんだ～」とミモロ。
そう、ぜひ今週中に訪れてはいかがでしょ。何度訪れても、毎回感激するお庭です。
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